奇跡の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
奇跡
【読み方】
きせき
【意味】
①常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象。
②キリスト教など、宗教で、神の超自然的な働きによって起こる不思議な現象。
それと、キリスト教なんかでは、これは神様のすごい力でおこるんやって信じられてるんやな。
【語源・由来】
「奇」は「普通とは違っている。珍しい。」
「跡」は「あと。物事が行われたあと。」
【類義語】
ミラクル、不思議、奇妙
【対義語】
当たり前、自然、平常、日常
奇跡(きせき)の解説
「奇跡」という言葉には、2つの意味があるんだ。
まず、1つ目の意味でいう「奇跡」は、誰もが思ってもみなかった、予測もできなかったような驚くべき出来事が実際に起こった、ということを意味しているんだよ。たとえば、重い病気が突然治ったり、大きな困難を乗り越えて成功を収めたりすることを「奇跡が起こる」と言ったりするんだ。また、「けががなかったのが奇跡だ」では、通常ならば絶対にけがをすると考えられるような事故や状況でも、全くけががなかったという、本当に驚くべき出来事を指しているんだね。
次に、2つ目の意味での「奇跡」には宗教的な意味があるんだ。これは、神の超自然的な力で起こる、普通の人々にはできない不思議な現象を指していて、神が特別な力を使って、人々に幸せや助けを与えることを表しているんだ。キリスト教では、イエス・キリストが行ったとされる、歩いて水の上を渡る、病人を治す、死者を生き返らせるなどの行為が「奇跡」とされているんだよ。
だから、「奇跡」という言葉は、普通では考えられない、不思議で特別な出来事や、神の特別な力による出来事を表しているんだね。
奇跡(きせき)の使い方
奇跡(きせき)の例文
- 奇跡の生還を遂げた。
- 奇跡を謳われる。
- 奇跡としか言いようがない。
- 奇跡でもこらぬ限り、生存は絶望的と見られている。
- 奇跡的に助かった。
奇跡の文学作品などの用例
「奇跡」と「奇蹟」「軌跡」の違いを解説
「奇跡」と同じ読み方の語に「奇蹟」「軌跡」があります。
「奇跡」と「奇蹟」の違いは?
「奇跡」は、「奇蹟」とも書きます。
「書きかえ字」とは、 漢字で、同じ意味を表わす文字として書きかえて用いる文字をいいます。
そして、宗教の文脈で使う時には、神の超自然的な力によって起こる不思議な出来事を意味する。ただ、漢字の表記が異なるだけで、本質的な意味に大きな違いはないんだよ。
ほんで、違うのは、ただ漢字の書き方だけで、言いたいことは一緒やな。普通に生活してたらめったに見れへんようなすごいことや、信じられへんぐらいの出来事のことを指してるんやな。
「奇跡」と「軌跡」の違いは?
「軌跡」は、
①車輪の通った跡。轍 (わだち) 。
②先人の行いの跡。
③ある人や物事がたどってきた跡。
④数学で、点が一定の条件に従って動くときに描く図形。例えば、定点から一定の距離を保ちながら動く点の軌跡は円となる。
という意味です。
「奇跡」は、常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象をいいます。
対して「軌跡」は、ある人や物事がたどってきた跡をいうので、同じ読み方ですが、意味が違います。
一方で、「軌跡」は車輪の通った跡や、ある人や物事の歩んできた道のり、更には数学で一定の条件を満たす動きの図形を指すんだ。
対して、「軌跡」は、車が通ったあとや、人や物のこれまでの道のり、数学の図形のことを指すんやな。全然ちゃう意味やん。一つはビックリするようなこと、もう一つは何かの形や道のりを表してるんやな。
そして、キリスト教のような宗教においては、これは神の特別な力によって起こるとされるんだ。