鬼籍の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
鬼籍
【読み方】
きせき
【意味】
死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。過去帳。点鬼簿。
あー、なるほど。つまり、あの世に行った人の情報をちゃんとメモしておくための帳面やな。
死んだ人の名前や、いつ死んだかとかをきっちり書きとめとるやつやね。それを「鬼籍」というんやな。
【語源・由来】
「鬼」は「死者。あの世。」
「籍」は「所属する人や土地などを登録した公式の文書。また、その登録。」
【類義語】
過去帳、点鬼簿
鬼籍(きせき)の解説
カンタン!解説
「鬼籍」っていう言葉は、亡くなった人の名前や、その人が亡くなった年月日を書き留めておく名簿や帳面のことを指しているんだよ。
たとえば、「鬼籍に送る」っていう表現は、誰かが亡くなった、つまり死んでしまったという意味になるんだ。この場合の「送る」は、その人がもうこの世にいなくなって、鬼籍の中に名前が記されるっていう意味があるんだよ。
また、「鬼籍」は「過去帳」や「点鬼簿」とも言って、どちらも亡くなった人の名前や死亡年月日を記録する帳面の事なんだ。
だから、「鬼籍」という言葉は、人が亡くなった時に、その名前や死亡した日付を記録しておくための名簿や帳面、またはそういう状態を表す時に使われるんだね。
鬼籍(きせき)の使い方
お医者さんって、全ての人を救うことができるわけじゃないからつらいよね。
鬼籍に入った患者さんは少なくないでしょうね。
口惜しくてしょうがないだろうね。
口惜しさをばねにして技術を磨くんでしょうね。
鬼籍(きせき)の例文
- 今は鬼籍に入っている祖母の手のぬくもりを思い出した。
- 急に鬼籍に入った旧友の顔が浮かんだ。
- 父は、孫の顔を見る前に鬼籍に入った。
- 鬼籍に入った者を責めてもしょうがない。
- その映画に出演した俳優は、全員鬼籍に入っている。
鬼籍の文学作品などの用例
「鬼籍に入る」とは?
「鬼籍」を用いた表現の一つに「鬼籍に入る(きせきにいる)」があります。
「鬼籍に入る」とは、「死んで鬼籍に名を記入される。 死亡する。」という意味です。
「入る」を「はいる」とは読みません。
「鬼籍に入る」という表現は、誰かが死亡することを言う言葉だね。
ここでの「鬼籍」とは、死んだ人々の名前が記される名簿のことを指していて、「鬼籍に入る」とは、その名簿に名前が加えられる、つまり死ぬ、という意味になるんだ。
あぁ、なるほどなぁ。「鬼籍に入る」は、要するに人が亡くなることをちょっとおしゃれに言うた表現やんな。
ほんで、「鬼籍」とは死んだ人たちの名前が書かれてるリストみたいなもんで、「鬼籍に入る」で、そのリストに名前が書かれる、つまりは、死んでしまったってことやな。
【例文】
- 彼女は、まだ25歳だというのに鬼籍に入ったと聞いた。
- 友人たちの多くが鬼籍に入った。
- 鬼籍に入るまで、祖父は桜の木を植え続けた。
これを「過去帳」や「点鬼簿」とも言うんだ。