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「協調」の意味と使い方や例文!「協調性」とは?(類義語・対義語)

協調の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
協調

【読み方】
きょうちょう

【意味】
互いに協力し合うこと。特に、利害や立場などの異なるものどうしが協力し合うこと。

二字熟語の博士
「協調」という言葉は、互いに協力して一緒に何かをすることを意味するんだよ。

特に、考えや立場が違う人たちが、一緒に協力して何かを達成することを指しているんだ。

助手ねこ
あー、つまり「違う意見や立場の人たちも、手を組めば一緒にいいことできる」ってことやな。

みんなちょっとずつ譲ったり、助け合ったりして、大きなことを成し遂げるわけやね。それは、みんなで力を合わせることのすごさを教えてくれるんやな。

【語源・由来】
「協」は「調子を合わせる。」
「調」は「全体にわたってつりあいがとれる。つりあいをとる。」

【類義語】
同調

【対義語】
独走、確執、闘争、対抗、敵対、排他、対立、対決、勝手、競争、我儘

協調(きょうちょう)の解説

カンタン!解説
解説

「協調」という言葉は、みんなが一緒に力を合わせて何かをすることを指す言葉なんだよ。

簡単に言うと、「協調」は、異なる立場や考えを持つ人たちが、一緒に協力して何かを達成すること。それは、お互いの利益や考え方が違っても、目的や目標に向かって協力し合うという意味があるんだよ。

例えばね、「労資が協調する」というのは、労働者と会社の側(資本家)が、それぞれの立場や考えが違っても、一緒に問題を解決するために協力し合うことを示しているんだ。労働者はもちろん給料や労働条件をよくしたいと思っているし、会社の側も利益を追求したいと思っているけど、お互いに譲歩して、問題を解決しようと努力することを「協調」と言うんだよ。

また、「協調的努力」という表現もあるね。これは、みんなが一緒になって、お互いに協力しながら、共通の目標や問題解決に向かって頑張ることを意味しているよ。つまり、一人だけでなく、みんなが力を合わせて、一緒にがんばることだね。

だから、「協調」という言葉は、お互いの違いを超えて、一緒に協力し合うことを表しているんだね。

協調(きょうちょう)の使い方

健太
先生と生徒が対立したままでは、円滑な学校運営ができないよね。
ともこ
協調しないといけないわね。
健太
協調するにはどうすればいいのかな。
ともこ
とりあえず懇親会を開きましょうか。

協調(きょうちょう)の例文

例文
  1. 彼らは協調して行動している。
  2. 不況を乗り越えるために労使が協調することになった。
  3. 日本は対米協調路線をとってきた。
  4. 日米は、協調利下げに踏み切った。
  5. 戦争を防ぐために国際協調が必要だ。

協調の文学作品などの用例

  1. ・・・以外の社会改良、労資協調的温情はかえって、理想社会の到達を遅らす・・・ 倉田百三学生と教養

  2. ・・・新しい感覚があった。協調ではないのである。独裁である。相手を例外・・・ 太宰治苦悩の年鑑

  3. ・・・動にきりかえて、労資協調を主張しはじめてからのことである。ブック・・・ 宮本百合子再武装するのはなにか

「協調性」とは?

協調」を用いた語に「協調性」があります。

協調性」は、周囲の人とうまく協力しあうことができる性質をいいます。

二字熟語の博士
「協調性」というのは、周りの人たちと手を組んで、うまくやっていくための性質や能力を指すんだ。

つまり、人との関わりの中で協力して物事を進められることを表しているんだよ。

助手ねこ
ああ、それは「お互いさま」って感じで、みんなと力を合わせてなんかをする力やな。サッカーでいうと、パスとかシュートを連携してゴールするみたいなもんやろ。

個人でがんばるのもええけど、仲間と一緒にがんばる力、それが「協調性」ってことやな。うん、わかったわ~。

【例文】

  1. 協調性のある人を採用したい。
  2. 健太くんは協調性に欠ける。