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「普遍」の意味と使い方や例文!「普遍的」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
普遍

【読み方】
ふへん

【意味】
①全体に広く行き渡ること。例外なくすべてのものにあてはまること。
②哲学の用語。
㋐宇宙や世界の全体に関していえること。
㋑特殊・個物に対して、ある範囲のすべての事物に共通する性質。

【語源・由来】
「普」は「全体に行き渡る。全体にわたって。」
「遍」は「全体に行き渡る。あまねく。」

【類義語】
一般、共通、普通、通常、偏在

【対義語】
特殊、唯一、個別、特別、異次元、固有、特異、個物、特定、希少

普遍(ふへん)の使い方

健太
彼女は、ほとんどテレビに出ていないのに、伝説のアイドルって言われているよね。
ともこ
私たちの世代でもデザイアーって言われたら、ああ、あの曲だってわかるわよね。
健太
彼女の普遍的な魅力って何かな。
ともこ
歌唱力、美しさよね。最近、若い世代の間で神格化されているわよ。

普遍(ふへん)の例文

  1. 普遍的なテーマを扱ったそのアニメは、幅広い世代から支持されている。
  2. 昔は、富士山は駿河国のものであるとする考え方が普遍的でした。
  3. 美が民衆に交わることなくして、どうして美の普遍化があり得ようや。(柳宗悦、工芸の道)
  4. その演奏は普遍的な感動を呼ぶ素晴らしいものだった。
  5. 高等学校レベルの学校に入学することは、ほとんど普遍化されている。

「普遍的」とは?

普遍」を用いた表現の一つに「普遍的(ふへんてき)」があります。

普遍的」とは、「広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。」という意味です。

【例文】

  1. 彼がデザインする服は、トレンドに左右されない普遍的なシルエットだが、どこか個性が光るアイテムが多い。
  2. EUは政治経済の共同体であると同時に、人権や民主主義などの普遍的な価値の共同体です。
  3. 科学は、いつでもどこでも成立する普遍的な法則を求めながら発展してきました。