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「歓待」の意味と使い方や例文!「歓迎」との違いは?(類義語・対義語)

歓待の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
歓待

「款待」とも書く。

【読み方】
かんたい

【意味】
手厚くもてなすこと。

二字熟語の博士
「歓待」という言葉は、心をこめて手厚くおもてなしをすることを指すんだよ。
助手ねこ
ほぉ〜、それはつまり、お客さんが来たときに、心から良くもてなしてあげることやな。サービスが良くて、お客さんを大切にする感じやな。

【語源・由来】
「歓」は「打ち解けよろこぶ。楽しみよろこぶ。」
「待」は「もてなす。取り扱う。」

【類義語】
歓迎、もてなす

【対義語】
冷遇

歓待(かんたい)の解説

カンタン!解説
解説

「歓待」という言葉は、客人や訪れた人々を特別に優しく、親切にもてなすことを意味するんだよ。つまり、相手を最高の形で迎え入れ、その存在を大切にする行為や態度を示すんだ。

例えば、「歓待を受ける」というのは、誰かにとても親切に、心からもてなされたという意味があるんだ。それは、たとえばお友達の家に遊びに行ったとき、お菓子やジュースをたくさん出してくれたり、部屋で楽しく遊ばせてくれたりすること。そんな風に、あなたをとても大切に思って、気を使って接してくれることを指すんだよ。

また、「使節団を歓待する」というのは、大事なお客さんや特別なグループが来たときに、彼らをとても親切にもてなすことを意味しているんだ。これは、たとえば外国からのお客さんが日本を訪れたとき、日本の人々がおもてなしの心で、親切に彼らを迎えることを表しているよ。

ちなみに、この「歓待」っていう言葉は、「款待」とも書くことがあるよ。でも、基本的には同じ意味だから、どちらの言葉も一緒に使って大丈夫だよ。

だから、「歓待」という言葉は、心からのおもてなしや、心からの感謝や尊敬の気持ちを伝え、接することを表しているんだね。

歓待(かんたい)の使い方

健太
ともこちゃんの家を訪ねたとき、歓待を受けたからそのお礼だよ。
ともこ
あの日、手土産を持ってきてくれたからもう十分なのに。
健太
歓待してもらえてうれしかったんだよ。だから受け取って欲しいんだ。
ともこ
ありがとう。また遊びに来てね。

歓待(かんたい)の例文

例文
  1. 三日間連日連夜宴をして招待客を歓待しました。
  2. 彼の家を急に訪問したのにも関わらず、上等な食事で歓待してくれました。
  3. 絶対に歓待されると思っていたのに冷遇された。
  4. この店は、同郷というだけで歓待される。
  5. 兄が家を継いだ後は、実家に帰っても歓待されない。

歓待の文学作品などの用例

  1. ・・・三木竹二で、兄弟して款待されたが、三木君は余り口を開かなかった。・・・ 内田魯庵鴎外博士の追憶

  2. ・・・が、世間から款待やされて非常な大文豪であるかのように持上げられて・・・ 内田魯庵斎藤緑雨

  3. ・・・もハイカラなる読者に款待やされていた。 二十五年前には外・・・ 内田魯庵二十五年間の文人の社会的地位の進歩

「歓待」と「歓迎」の違いを解説

歓待」に似ている語に「歓迎(かんげい)」があります。

歓迎」とは、「喜んでむかえること。喜んで受け入れること。」という意味です。

歓待」も「歓迎」も、喜んでという意味は同じです。

しかし、「歓迎」の「」は、「出むかえる。待ちうける。」という意味です。

対して「歓待」の「」は、「もてなす。」という意味である点が異なります。

二字熟語の博士
「歓待」と「歓迎」、両方とも他の人を喜ぶ気持ちで迎えるという意味が込められているけど、具体的なニュアンスが違うんだ。「歓待」は客人を手厚くおもてなしすることを指しているよ。

対して、「歓迎」は単純に喜んで迎え入れる、受け入れることを意味しているんだ。

助手ねこ
ええと、簡単に言うと、「歓待」は「おおっ、来てくれてありがとう!じゃあ、うちの家でゆっくりしてってな!」みたいな、特別にもてなす感じやな。お客さんを楽しませるためのおもてなしやな。

ほんで、「歓迎」は「おお!来てくれてありがとな!ようこそ!」って、ただ喜んで迎える感じやろ。似てるけど、ちょっとした気持ちの違いがあるんやな。