姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「質実」の意味と使い方や例文!「質実剛健」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
質実

【読み方】
しつじつ

【意味】
飾りけがなく、まじめなこと。質素で誠実なこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「質」は「飾り気がない。」
「実」は「まごころ。まこと。」

【類義語】
(質実剛健の類義語)剛健質朴、簡古素朴、不撓不屈

【対義語】
豪華、華美

質実(しつじつ)の使い方

ともこ
健太くんのお父さんは社長でしょう?お手伝いさんがいるの?
健太
そんなのいないよ。
ともこ
意外と質実な暮らしなのね。
健太
もともと父さんは貧しい家の生まれだから、贅沢は敵だと思っているんだよ。

質実(しつじつ)の例文

  1. 健太くんの祖先は武家だったので、質実な武家らしい造りの家だ。
  2. シンプルで素材の良いものを消費者に届けたいと考え、質実剛健をモットーとしています。
  3. この地方の人たちは、質実簡素を好む傾向にある。
  4. 質実な精神を大事にしています。
  5. 無駄なものをもたない質実な生活をしています。

「質実剛健」とは?

質実」を用いた表現の一つに「質実剛健(しつじつごうけん)」があります。

質実剛健」とは、飾りけがなく真面目で、強くしっかりしていることをいいます。

剛健」は、強くしっかりしていることという意味です。

【対義語】
・奢侈文弱(しゃしぶんじゃく)

【例文】
・わが校の校訓は質実剛健です。
質実剛健を第一と考えているので余計なものは一切買わない。
・私の父は、私を質実剛健な九州男児に育てたかったらしい。(五木寛之、風に吹かれて)