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「起用」の意味と使い方や例文!「採用」との違いは?(類義語・対義語)

起用の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
起用

【読み方】
きよう

【意味】
今まで用いられなかった人を取り立てて用いること。

二字熟語の博士
「起用」という言葉は、今まで使われていなかった人を特別に選んで役目や仕事に使うことを意味しているんだ。
助手ねこ
ほー、そやな。それはつまり、今まであんまり注目されてなかった人や、使われてなかった人を特別に選んで、大事な役割にするってことやな。

未使用の宝石を見つけて、輝かせるみたいな感じやね!

【語源・由来】
「起」は「仕事・活動を始める。おこす。」
「用」は「使う。もちいる。」

【類義語】
登用、挙用、抜擢

起用(きよう)の解説

カンタン!解説
解説

「起用」という言葉は、今まで特定の役目や仕事に使われていなかった人を、その役目や仕事に選び、活用するという意味なんだよ。

例えばね、「新人を主役に起用する」というのでは、今まで主役の役割に選ばれなかった新しい人、つまり新人を、今回の劇やドラマで中心の役、すなわち「主役」として使う、という意味になるんだ。だから、この場合の「起用」とは、新人の能力や魅力を信じて、彼らに大きな役割や責任を与えることを表しているんだね。

また、「チームのリーダーに起用することにした」というは、あるチームの中でリーダーとして活動する人を新たに選び、その役職や役目に任命するという意味だよ。その人がリーダーシップを持っているとか、チームを引っ張る力があると感じたから、リーダーとしての役目を任せることを決めたんだろうね。

だから、「起用」という言葉は、特定の仕事や役目に、新しく人を選ぶ、そしてその人の能力を活かして使うということを意味しているんだよ。

起用(きよう)の使い方

健太
彼を先発に起用するとは意外だったよ。
ともこ
確かに予想外だったわよね。
健太
意外性で敵チームを動揺させる作戦かな。
ともこ
作戦通りにさせないためにも落ち着いていつも通りの試合をしましょう。

起用(きよう)の例文

例文
  1. 映画の主役に新人俳優を起用し話題になりました。
  2. 若手を起用することで、社内の風通しを良くする。
  3. 彼女をCMキャラクターに起用しました。
  4. 政府は彼女をアメリカ大使に起用しました。
  5. 健太くんを外して、一年生選手を起用しました。

「起用」と「採用」の違いを解説

起用」に似ている語に「採用(さいよう)」があります。

採用」は、適当であると思われる人物・意見・方法などを、とり上げて用いることをいいます。

起用」も「採用」も、用いることをいいます。

しかし「起用」は人物に対して使われ、今まで用いられなかった人を取り立てて用いることをいいます。

対して「採用」は、人物だけでなく、意見や方法などに対して使われ、適当であると思われればとり上げて用いることをいいます。

二字熟語の博士
「起用」と「採用」は、どちらも人や物を用いるという意味で使われるが、その文脈やニュアンスには違いがある。「起用」は、今まで活用してなかった人を新しい役職や位置に配置するときのことを指す。

一方、「採用」は、適切であると判断された人物や意見、方法などを選んで採り入れて使うことを意味しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。「起用」は、あんまり目立ってなかった人を「お前、こっち来て!特別な役を任せるで!」っていう感じやろ。もうちょっと脚光を浴びるようになるんやな。

それに対して、「採用」は、「この人いいんちゃう?」や「この方法ええやろ?」って感じで選んで使うことやな。面接でうまく行って、仕事に採用されるっていうのもこれやね。要するに、どっちも選んで使うことやけど、その選び方や背景がちょっとちゃうんやな。

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