「寄稿」の意味と使い方や例文！「投稿」との違いは？（類義語）

寄稿の読み方・意味とは？（類義語）

【二字熟語】
寄稿

【読み方】
きこう

【意味】
依頼されて、新聞や雑誌などに原稿を書いて送ること。また、その原稿。

「寄稿」という言葉は、新聞や雑誌などに掲載するために、依頼されて原稿を書き、それを送る行為を指すんだよ。

そして、その書いた内容そのものも「寄稿」と呼ぶんだ。

あー、わかったわかった。つまり、新聞や雑誌の出版社から「ちょっと文章書いてくれへん？」って言われて、それを書いて送ることやな。

そして、その書いたのも「寄稿」って呼ぶんやな。依頼されて書いた記事や原稿のことを指してるわけやな。

【語源・由来】
「寄」は「あずける。おくる。」
「槁」は「文章の下書き。」

【類義語】
投稿

寄稿（きこう）の解説

カンタン！解説

「寄稿」という言葉は、新聞や雑誌などに掲載するために、頼まれて文章や絵を書いて送ることを指す言葉なんだよ。

たとえばね、得意なテーマについてある雑誌の出版社から「こんなテーマについての記事を書いてくれないか？」と頼まれたとする。その依頼を受け、そのテーマについて文章を書いて、送ったら、それが「寄稿」するということになるんだ。また、その送った文章そのものも「寄稿」と呼ばれることがあるんだよ。

「雑誌に寄稿する」というのは、特定の雑誌に自分の書いた記事やエッセイ、短編、イラストなどを提供する行為を言うんだよ。

だから、「寄稿」という言葉は、頼まれて何かのメディアに内容を提供する行為や、その提供された内容自体を指す言葉なんだね。

寄稿（きこう）の使い方

ともこちゃんのお父さんの寄稿文を読んだよ。

どうだった？

家族のあり方についてというテーマだったんだけど、ともこちゃんの私生活について書いてあって興味深かったよ。

お父さんってば、いったい何を書いたのよ。

寄稿（きこう）の例文

1. 婦人雑誌に短編を寄稿する。
2. 新聞に追悼文を寄稿する。
3. 論文を学術誌に寄稿した。
4. ともこちゃんは短いエッセーを寄稿した。
5. 定期的に、週刊誌に寄稿している。

寄稿の文学作品などの用例

1. ･･･の編輯者に対する僕の寄稿の責を完うしようと思う。もっとも後になっ･･･ 芥川竜之介「西郷隆盛」

2. ･･･誌社は一月ばかり前に寄稿を依頼する長手紙をよこした。しかしこの雑･･･ 芥川竜之介「十円札」

3. ･･･というを寄稿したのはマダ東校に入学したばかりであった。当時の大学･･･ 内田魯庵「鴎外博士の追憶」

「寄稿」と「投稿」の違いを解説

「寄稿」に似ている語に「投稿（とうこう）」があります。

「投稿」は
①雑誌や新聞などに、公表・公開してもらうために原稿・文章を送ること。また、その原稿。投書。
②インターネット上の決められた場所で、文章・画像・動画などを公開すること。特に、ブログ・SNS・BBSなどに文章や画像を掲載したり、動画共有サービスに動画のデータをアップロードしたりすることを指す。

という意味です。

「寄稿」が依頼されて原稿を送ることをいうのに対して、「投稿」は依頼はないが、自分から自主的に原稿を送ることをいうという違いがあります。

「寄稿」と「投稿」は、ともに何かを公表するための原稿を送ることを意味する言葉だけど、ちょっとした違いがあるんだ。「寄稿」は特に依頼されて、新聞や雑誌などに原稿を書いて送る行為を指す。

一方、「投稿」は自らの意志で、公開したい内容を雑誌や新聞、インターネット上などに送ることを示しているよ。

あぁ、要するに、「寄稿」は、「おーい、このテーマで記事書いてくれへん？」って頼まれて書いて送るんやな。ちょっとお仕事感あるわ。

でも、「投稿」は、「おいおい、これ面白いやん！皆に見てもらいたい！」っていう気持ちで、雑誌やネットに送っちゃう感じやな。SNSとかブログで、自分の思ったことや撮った写真をアップするのもこれに入るんやろ。わかったわかった！