「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

声高の読み方!「こえだか」と「こわだか」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「声高」があります。

問題

Q「声高」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

声高の読み方
  1. 「こえだか」
  2. 「こわだか」
  3. 「こえだか」と「こわだか」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「声高」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「声高」の読み方は、「こえだか」?「こわだか」?

読み方

 

声高の正しい読み方は「こえだか」「こわだか」どちらなのでしょうか?

 

「声」の音読みは「セイ」「ショウ」、訓読みは「こえ」「こわ」となります。

一方「高」の音読みは「コウ」、訓読みは「たか」「たか(い・まる・める)」となります。

このことから「こえだか」も「こわだか」も正しそうですが、どうなのでしょう。

 

さて、結論を言ってしまうと、声高の読み方は「こわだか」が正しく、「こえだか」は間違いです。

つまり、答えとしては2つ目の「こわだか」ということになります。

 

声高を「こわたか」ではなく「こわだか」と読むのは連濁によるものです。

声・高のように2つの語が結びついて1語となる場合に、発音のしやすさから後ろにつく語の語頭が濁音化するのが連濁です。

他にも「鼻(はな)+声(こえ)で鼻声(はなごえ)」や「花(はな)+火(ひ)で花火(はなび)」などもあります。

ただし、連濁には一定のルールがありますので、必ずしも連濁になるわけではありません。

「声高」の意味

意味

声高とは、「声の調子が高く大きいさま。大きな声」の意味になります。

声高を使う例文としては「声高に話す」などがあります。

まとめ

まとめ
  • 声高の読み方は「こわだか」が正しい。
  • 声高を「こえだか」と読むのは間違い。
  • 声高とは「声の調子が高く大きいさま。大きな声」の意である。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。