【二字熟語】
殊更
【読み方】
ことさら
【意味】
[名・形動]
①考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。
②格別なさま。
[副]
①わざわざ。
②特に際立って。とりわけ。格別。
【語源・由来】
「殊」は「普通とは違っている。特に。ことに。」
「更」は「さら」
【類義語】
わざと、故意
殊更(ことさら)の使い方
試合結果を決定づけたあのホームランはすごかったね。
彼のすごいところは、値千金のホームランを殊更誇らない所よね。
技術もすごいのに人柄もすごいなんて、素晴らしい選手だよね。
長く活躍してほしいわね。
殊更(ことさら)の例文
- 今の時代、彼のような存在は殊更珍しくない。
- 健太くんはやましいことでもあるのか、殊更ともこちゃんの方を見ないようにしていた。
- 彼は殊更に勿体をつけて話す。
- その時は、殊更気に掛けることではないと思っていた。
- 子供の頃は、殊更小さな動物が好きだった。
「殊更」と「尚更」の違いは?
「殊更」に似ている語に「尚更(なおさら)」があります。
「尚更」とは、「物事の程度が前よりいっそう進むさま。ますます。いちだんと。」という意味です。
「殊更」は、「わざわざ。とりわけ。故意。格別。」という意味で使います。
対して「尚更」は、「ますます。いちだんと。」という意味で使われるので、似ていますが意味は違います。