光陰の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
光陰
【読み方】
こういん
【意味】
月日。年月。時間。
時間ってあっという間に過ぎていくから、大事にせないかんってことやね。
【語源・由来】
「光」は「日。」
「陰」は「月。」
唐の詩人李白の『春夜』桃李園に宴するの序「夫れ天地は萬物の逆旅にして、光陰は百代の客なり」より。
【類義語】
歳月、明暗
光陰(こういん)の解説
「光陰」という言葉はね、月や日、つまり時間や年月のことを指しているんだよ。この言葉は、時間が過ぎていくことを表しているんだ。
たとえばね、「光陰を惜しむ」という言葉は、貴重な時間を大事にしよう、無駄に過ごさないようにしようという意味があるんだ。これは、時間は一度過ぎてしまうと戻ってこないから、それを「惜しむ」、つまり、本当にその価値を理解して、大切に使おうという気持ちを表しているんだよ。
また、「一寸の光陰軽んずべからず」という言葉もあって、これは「少しの時間でも軽視してはいけない」という教えを伝えているんだ。一寸って、とても短い距離を表す古い言葉で、ここでは「少しの時間」という意味になるんだ。「軽んずる」は軽視する、つまり大切にしないこと。要するに、どんなに短い時間でも大事にしなさいという意味が込められているんだ。
だから、「光陰」という言葉は、月日や年月、つまり私たちが生きている中で過ぎていく大切な時間のことを表していているんだね。
光陰(こういん)の使い方
光陰(こういん)の例文
- 光陰人を待たず。
- 一寸の光陰軽んずべからず。
- 大学を卒業してからもう30年、光陰矢の如しだ。
- 光陰流水、あれからもう5年が過ぎた。
- 松過ぎの又も光陰矢の如く(高浜虚子)
光陰の文学作品などの用例
「光陰流水」「光陰矢の如」とは?
「光陰」を用いた表現の一つに「光陰流水(こういんりゅうすい)」「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」があります。
「光陰流水」とは?
「光陰流水」は、月日のたつのが早いことのたとえです。
この言葉では、流れる水のように、日々があっという間に過ぎていくことを伝えているんだよ。
もう、川の水がサーッと流れていくみたいに、時間もサーッと過ぎてまうってことや。だから、毎日を大事にせなアカンってことやな。
「光陰矢の如し」とは?
「光陰矢の如し」とは、月日がたつのが早いことのたとえです。
この表現では、時間の経過を矢が飛ぶように速く感じることを例えているんだよ。矢は放たれると一瞬で的に到達するように、時間もあっという間に過ぎてしまうというわけだ。
矢がピューっと飛んでいくみたいに、時間もピューっと飛んでまうんやな。気づいたら、もうこんな時間!みたいなことようあるわ。そやから、時間って大事に使わんとあかんってことやね。
【類義語】
・一寸光陰(いっすんのこういん)
・烏兎匆匆(うとそうそう)
・光陰如箭(こういんじょぜん)
・露往霜来(ろおうそうらい)
・光陰逝水(こういんせいすい)
・歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
つまり、日々が過ぎていくこと、時間が経つことを意味しているんだよ。