姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「声音」の意味と使い方や例文!「声色」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
声音

【読み方】
こわね

【意味】
声の調子。こわいろ。

【語源・由来】
声の音色の意。

【類義語】
声色、声調、声つき

声音(こわね)の使い方

健太
ともこちゃんが優しい声音で話すときは何か企んでいる時だよね。
ともこ
失礼ね。いつも優しい声音よ。
健太
いやいや、何か企んでいるよね。
ともこ
ばれてしまったらしょうがない。健太くん。今から私の仕事を手伝うのよ。

声音(こわね)の例文

  1. 表情や声音の変化で、彼が嘘をついていることが分かった。
  2. お年寄りと話すときは、明瞭かつ優しい声音で話すようにする。
  3. アナウンサーは、どんな痛ましいニュースでも落ち着いた声音で読むよう気を付ける。
  4. 電話越しの健太くんの声は、ただならない声音だった。
  5. 仕草や声音がわざとらしくぶりっ子な女性は同性から嫌われる。

「声音」と「声色」の違いは?

声音」に似ている語に「声色(こわいろ)」があります。

声色」は、
①声の音色。声の調子。こわね。
②他人、特に役者や有名人のせりふ回しや声をまねること。歌舞伎役者などの声や口調をまねる芸が元禄(1688~1704)ころからあり、幕末には寄席芸にもなった。

という意味です。

声色」も「声音」も、声の響きや、声の様子をいいます。

しかし「声色」には、せりふ回しや声のまねをする意味がある点が「声音」と違います。