「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「腐心」の意味と使い方や例文!「苦心」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
腐心

【読み方】
ふしん

【意味】
(ある事を実現しようとして)心をいため悩ますこと。苦心。

【語源・由来】
「腐心」の「腐」は、「心をいためる」という意味です。

【類義語】
苦心、苦慮

【対義語】
安楽、呑気、楽観

腐心(ふしん)の使い方

健太
制服があるといいなあ。
ともこ
どうして?私服登校の方が楽しいじゃないの。
健太
毎日同じ服ばかりだと思われないよう腐心する必要がないじゃないか。
ともこ
同じ服だと思われないように小技をきかせるのがお洒落なのよ。

腐心(ふしん)の例文

  1. 事業再建に腐心する。
  2. 会社の経営に日夜腐心する。
  3. 選手の強化に腐心する。
  4. コスト削減に腐心する。
  5. 社長は後継者選びに腐心していた。

「腐心」と「苦心」の違いは?

腐心」と似た言葉に「苦心」があります。

苦心」の意味は、物事をなしとげようとして、いろいろに心を使って苦労することです
(例:苦心して仕上げる。)

物事をなしとげようとして、あれこれ心を使うという意味の「腐心」とはほぼ同じ意味です。

辞書で「腐心」を調べると意味に「苦心」と書いてあるので、同じように使うことができます。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。