屈託の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
屈託
【読み方】
くったく
【意味】
①ある一つのことばかりが気にかかって他のことが手につかないこと。くよくよすること。
②疲れて飽きること。また、することもなく、退屈すること。
二つめは「疲れてもう何もしたくない、退屈やわ」って感じやな。何もする気起きひん、って状態を言うんやね。これ、気持ちの持ちようで結構変わる言葉やな。
【語源・由来】
「屈」は「くじける。くじく。」
「託」は「他にあずける。ゆだねる。」
「屈惑」の連声に基づく語。
【類義語】
心配、憂鬱
屈託(くったく)の解説
「屈託」という言葉はね、大きく分けて二つの意味があるんだよ。
まず、第一の意味は、心にずっと引っかかっていることがあって、それが気になって仕方ないっていう状態を指すんだ。例えば、「屈託のない顔」という表現があるとすると、これはその人が何も心配事がなくて、すごくリラックスしてるっていう意味になるんだよ。
また、逆に何か一つのことばっかり考えて、他のことに集中できないようなときにも使うんだ。たとえば、「人はただ黄金のことばかりに屈託して」〈木下尚江・良人の自白〉という文章は、人々がお金のことだけをずっと心配している状態を表しているんだね。
第二の意味は、疲れて飽き飽きしてる、または何もすることがなくて退屈している状態を言うんだ。「屈託そうな顔をして、火箸で火をいじくっていた」〈秋声・足迹〉という文章は、その人が退屈で疲れている様子を描いているんだよ。つまり、何かに夢中になっているわけでもなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような感じだね。
ちなみに、「屈託」は「屈托」とも書くことができるんだよ。どちらも同じ読み方と意味を持っていて、心に何かを抱えている状態を表すのに使われるんだ。
だから、「屈託」という言葉は、心にずっと何か引っかかってる状態や、退屈して何もすることがない状態を表す言葉なんだね。
屈託(くったく)の使い方
屈託(くったく)の例文
- 若い人は屈託がない。
- ともこちゃんは屈託した顔つきをしている。
- 屈託のない晴れ晴れとした表情をしている。
- 単調な生活に屈託している。
- 健太くんは、何の屈託もない様子でした。
屈託の文学作品などの用例
「屈託のない笑顔」とは?
「屈託」を用いた表現の一つに「屈託のない笑顔」があります。
「屈託のない笑顔」とは、こだわりや心配のない笑顔のことです。
この言葉は、心からの楽しさや幸せがあふれ出ているような、とっても純粋な笑顔を表しているんだよ。
まるで小さな子どもが遊んでる時みたいに、何にも気にせずにただただ楽しそうに笑ってる感じやろ。ほんまにそんな笑顔って、見てるだけでこっちまでハッピーになるよなぁ。
【例文】
- ともこちゃんは屈託のない笑顔で、僕のミスに対して全く怒っていないようでした。
- 心からの屈託のない笑顔を浮かべていた。
二つ目は、疲れたり飽きたりして、やる気がなくなること。つまり、何もする気になれずに退屈する状態のことを言うんだ。