空隙の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
空隙
【読み方】
くうげき
【意味】
すきま。間隙。
何かの間にちょこんとある隙間みたいなもんやな。
【語源・由来】
「空」は「中身・根拠がない。何もない。からっぽ。」
「隙」は「すき。すきま。ひま。あいだ。」
【類義語】
切迫、急迫
【対義語】
弛緩、平穏
空隙(くうげき)の解説
「空隙」という言葉はね、ものとものの間にある小さなスペースや、隙間のことを言うんだ。
これは物理的な隙間だけじゃなくて、たとえば人の心にぽっかりと空いた気持ちの隙間みたいなものを表すときにも使うんだよ。「心の空隙」という言葉は、心の中に感じる何かが足りない感じや、満たされない感情の隙間のことを言うんだ。例えば、友達と遊んだ後に、なんだかさびしい気持ちが残っているとか、家族といてもなんとなく心が寂しいというような時に使う表現なんだよ。
また、「空隙を埋める」っていう時は、物事の間にあるスキマをなくす、または何かが足りない部分を補うっていう意味で使うんだよ。たとえば、部屋の本棚に新しい本を並べて、空いてたスペースをいっぱいにすることとかね。
だから、「空隙」という言葉は、物理的な隙間や心の中の空っぽな感じなど、なにかが足りないと感じるときに、そのスキマや空白を指すために使うんだね。
空隙(くうげき)の使い方
空隙(くうげき)の例文
- 空隙率が高いために、この素材は軽い。
- ともこちゃんの優しさは、心の空隙を埋めてくれた。
- 愛猫がいなくなり、心に空隙が生じた。
- 空隙歯列を直すために、歯の矯正をする。
- ブラインドの空隙からのぞいている人がいる。
空隙の文学作品などの用例
「空隙」と「隙間」「間隙」の違いを解説
「空隙」に似ている語に「隙間(すきま)」「間隙(かんげき)」があります。
「空隙」と「隙間」の違いは?
「隙間」は、
①物と物との間の、わずかにあいている所。
②(比喩的に)普通には気づきにくいところ。盲点。
③あいている時間。ひま。
④わずかな気のゆるみや油断。
という意味です。
「空隙」は「隙間」という意味があるため同じ意味で使われます。
そして「隙間」という言葉は、空隙と似ているけれども、物の間にできる少しの開きを指すだけでなく、気が抜ける瞬間や、時間の空き、人が普段注意しないところという意味でも使われるんだ。
ほんで「隙間」ってのは、たとえば机と壁のちょっとしたすきまや、忙しい日に見つけたちょっとしたひまな時間、あるいは人がちょっと油断したところを指すんやな。うん、見た目は似てるけど、使い方がちゃうってわけやな!
「空隙」と「間隙」の違いは?
「間隙」は、
①物と物との、あいだ。空間的・時間的すきま。
②人間関係の隔たり。不和。
という意味です。
「空隙」も「間隙」も、物と物の間のすきまという意味で使われます。
ほぼ同じ意味ですが、「間隙」は、「間隙を縫う」の形で時間的隙間という意味で使われることが多いです。
一方で、「間隙」は物と物の間の空間的、時間的なすきまだけでなく、人と人との間に生じる心理的な距離や不和をも意味しているんだ。
そんで、「間隙」ってのはもっと色々な意味があるんやな。物の間のすきまもそうやけど、ちょっとしたひまな時間とか、友達とぎくしゃくしてなんか心が離れた感じのことも言うんやね。「空隙」よりもちょっと広がりがあって深い言葉やなあ。
また、「間隙」と言う意味も含まれていて、時間的な隙間を表すこともあるんだ。