曲論の読み方・意味とは？（類義語・対義語）
【二字熟語】
曲論
【読み方】
きょくろん
【意味】
道理を曲げて論じること。まちがいを正しいものとする議論。
つまり、ホンマはちゃうのに、それがホンマみたいに話すことやん。ほんまのことを知ってる人から見たら、すぐにバレバレやな。ちゃんと本当のことを調べてから話さなアカンねんな。
【語源・由来】
「曲」は「ねじまげる。こじつける。」
「論」は「すじみちを立てた話や文章。考え。見解。」
【類義語】
愚論、詭弁
【対義語】
正論
曲論（きょくろん）の解説
「曲論」という言葉は、本来の道理や真実を曲げて話すこと、または間違ったことを正しいと言い張るような議論のことを指すんだよ。
たとえばね、「自己の正当化のために曲論する」というのは、自分の行動や意見を正しいと主張するために、真実や事実を少し変えてしまったり、都合の良いように解釈して話すことを意味しているんだ。つまり、自分を正当化するために、正しい情報や事実を曲げてしまうことがあるということだよ。
また、「彼女の説明は全て曲論である」では、彼女の話す内容や説明が真実から逸脱している、あるいは都合の良い解釈をされていることを示しているよ。彼女が提供する情報や見解が、他の情報や証拠と一致しない、または矛盾していることを指摘しているんだ。
だから、「曲論」という言葉は、真実や正しい事実を曲げたり、都合の良いように解釈したりする議論や主張のことを表しているんだね。
曲論（きょくろん）の使い方
曲論（きょくろん）の例文
- それは自己中心的な曲論だ。
- 自分を正当化するために曲論する。
- それは曲論というものだ。
- 言論の自由が保障されているから、批判も自由だというのは曲論だ。
- さも正しいかのように語っているが曲論だ。
「曲論」と「極論」の違いを解説
「曲論」と同じ読み方の語に「極論」があります。
「極論」は、
①極端な言い方や論じ方をすること。また、そのような議論。極言。
②徹底的に論じること。論じつくすこと。
という意味です。
「曲論」は、筋道の立っていない論をいいます。
対して「極論」は、極端な論をいうので意味が違います。
一方で、「極論」は2つの意味を持っていて、ひとつは非常に極端な論じ方や意見を言うこと、もうひとつはあるテーマをとことんまで詳しく論じることを意味するんだ。
それに対して、「極論」は、「全てのお菓子はダメだ！」みたいに、すごい極端なことを言う時や、または、あるテーマを深く深く考えて話すことやな。やっぱ、似てるようでちょっと違うねんな。
つまり、真実を捻じ曲げて話すことを意味しているんだ。