「世間」の意味と使い方や例文！「世間体」とは？（類義語）

【二字熟語】
世間

【読み方】
せけん

【意味】
①人が集まり、生活している場。自分がそこで日常生活を送っている社会。世の中。また、そこにいる人々。
②人々との交わり。また、その交わりの範囲。
③仏語。生きもの（衆生 (しゅじょう) 世間）と、それを住まわせる山河大地（器 (き) 世間）、および、生きものと山河大地を構成する要素（五陰 (ごおん) 世間）の総称。
④人の住む空間の広がり。天地の間。あたり一面。
⑤僧に対する一般の人。俗人。
⑥社会に対する体面やそれに要する経費。
⑦この世の生活。財産。暮らし。境涯。

【語源・由来】
「世」は「世の中。」
「間」は「二つの物のあいだ。ある範囲の中。」

【類義語】
社会、巷間、世界、江湖

世間（せけん）の使い方

今回の件で、世間からバッシングされるようになってしまったわ。

世間が何と言おうと、僕は君の味方だよ。

ありがとう。

人の噂も七十五日っていうから、すぐに世間は忘れるよ。

世間（せけん）の例文

1. 世間様に対して申し訳がない。
2. 世間晴れて夫婦となる。
3. 健太くんは世間が広い。
4. 世間の目が厳しい。
5. 世間を驚かせる事件が起きた。

「世間体」とは？

「世間」を用いた語の一つに「世間体（せけんてい）」があります。

「世間体」は、世間に対する体裁やみえをいいます。

【例文】

1. 世間体が悪い。
2. 世間体を取り繕う。
3. 世間体をはばかる。