虚勢の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
虚勢
【読み方】
きょせい
【意味】
みせかけの威勢。からいばり。
外面だけでゴリゴリに見せとるけど、中身はそんなにしっかりしてない、ってことやん。この言葉、表面ばかりにこだわる人たちに使えそうやな。
【語源・由来】
「虚」は「うわべだけで中身がない。」
「勢」は「他を押さえ取り仕切る力。いきおい。」
【類義語】
強がり、虚栄、虚名、はったり、空威張り
虚勢(きょせい)の解説
「虚勢」という言葉はね、人が実際に持っている力や実力よりも大きく、強く見せることを意味するんだ。
たとえば、クラスで誰かが試験の点数が悪かったとして、それを隠すために他のことで自慢話を始めたり、大声で笑ったりすることがあるよね。そのときの態度や行動は、実際の自分の気持ちや状況を隠すための「虚勢」だと言えるんだ。
「虚勢を張る」という表現は、特にそういう「見せかけの強さ」や「強がり」を意識的に出すことを指していて、時には他人を欺くためや、自分の弱さを隠すために使われることが多いよ。
また、「彼女の虚勢が見え透いている」っていうのは、彼女が強がっていることや、実際の力以上に見せようとしている態度が、他の人から見ると明らかにわかる、つまり、隠せていないっていう意味になるんだ。
だから、「虚勢」という言葉は、実力や能力以上に大きく見せようとするけど、実はそれがただの見せかけであることを表しているんだね。
虚勢(きょせい)の使い方
虚勢(きょせい)の例文
- 弱い人ほど虚勢を張る。
- ともこちゃんは虚勢を張っているわけではなく、心底余裕そうだ。
- 全てを見抜いている健太くんの前で虚勢を張っても意味がない。
- ともこちゃんの前では虚勢を張ってしまう。
- 精一杯虚勢しながらマウントを取り合う。
虚勢の文学作品などの用例
「虚勢」と「見栄」「虚栄」の違いを解説
「虚勢」に似ている語に「見栄(みえ)」「虚栄(きょえい)」があります。
「虚勢」と「見栄」の違いは?
「見栄」は、
①見た目。外観。みば。
②見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度。
という意味です。
「虚勢」も「見栄」も、自分をよく見せようとすることをいいます。
しかし、「虚勢」は、上べだけで威張り、よくみせようとすることをいいます。
対して「見栄」は、見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度をいい、「虚勢」のような威張るという意味がなく、見た目を意識する点が違います。
一方、「見栄」は外見や姿をよく見せることを指すが、特に他人に対して実際よりも良く見せようとする態度を指すことが多い。
それに対して、「見栄」は、外見やスタイルを気にして、「おれ、かっこいいやろ?」とか、「これ、高かったんやで~」みたいに見せびらかす感じやな。どっちもちょっとイメージと実態がちゃう場面で使われる言葉やけど、そのシチュエーションや意味合いがちょっとちゃうんやな。
「虚勢」と「虚栄」の違いは?
「虚栄」は、
①実質の伴わないうわべだけの栄誉。
②外見を飾って、自分を実質以上に見せようとすること。みえ。
という意味です。
「虚栄」も「虚勢」も、自分をよく見せようとすることをいいます。
しかし、「虚勢」は、上べだけで威張り、よくみせようとすることをいいます。
対して「虚栄」は、外見を飾って、自分をよく見せようとすることをいう点が違います。
また、「虚栄」には、実質の伴わないうわべだけの栄誉という意味がある点も「虚勢」と違います。
一方、「虚栄」とは、実際の価値や実質を持たない、うわべだけの栄誉や評価を追い求める態度、また、実際よりも自分を良く見せようとする行動を言うんだよ。
対して、、「虚栄」は、実際の中身や実力が伴わないのに、自分の地位や名誉をアピールしようとするか、自分をキレイごとで飾って見せようとするんやな。外から見たらええけど、中身が伴ってない感じやね。うーん、ちょっと似てるけど、使われるシチュエーションが違うんやな。