享受の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
享受
【読み方】
きょうじゅ
【意味】
受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと。
たとえば、美味しいごはんをもらったら、しっかり味わって楽しむのと同じやな。ありがたいことやな、これは。
【語源・由来】
「享」は「ありがたく受け取る。」
「受」は「うけとる。うけ入れる。うける。」
【類義語】
快楽、歓楽、享楽、悦楽、逸楽、謳歌
【対義語】
排除、提供
享受(きょうじゅ)の解説
「享受」という言葉は、何かを受け取って自分のものとして受け入れる、またはそれを心から楽しむことを意味しているんだよ。
例えば、「自由を享受する」というのは、自由を手に入れて、その自由を十分に楽しむ、またはその自由を実際に生活の中で使う、っていう意味だよ。自由を持っているだけでなく、それを実際に活かして生活を楽しむことを示しているんだね。
また、「テレビの恩恵を享受している」というのは、テレビは情報伝達の手段として、またエンターテインメントの提供源として、私たちの生活に多大な影響を持つものだよね。だから、テレビの「恩恵」とは、テレビがもたらす情報や楽しさ、知識などの価値を指すことが多いんだ。これを「享受している」というと、それらの価値をしっかりと受け取り、生活の中で活用していること、またはテレビがもたらす楽しさや知識を十分に感じ取っている状態を示しているよ。
だから、「享受」という言葉は、何かの恩恵やメリットを受け取って、それを自分のものとしてしっかりと楽しむことを示しているんだね。
享受(きょうじゅ)の使い方
享受(きょうじゅ)の例文
- 自由を享受する。
- 未曾有の繫栄を享受する。
- 社会福祉の恩恵を享受する。
- 科学技術の進歩のおかげで便利な生活を享受している。
- 高機能素材の特性を享受するためには、その特徴を理解した使い方をしなければならない。
享受の文学作品などの用例
「享受させていただく」は間違い?
「享受」は、ビジネスの場面などで「享受させていただく」という表現で使われることがあります。
「享受させていただく」の「させていただく」は、「させてもらう」の謙譲語です。自分の行為について、Aに・・・させてもらうのだという捉え方をし、さらに謙譲語の「いただく」を付けることで、Aを高める言い方です。
Aの許可を得て行う場合、Aの意向によって行うと見なせる関係の場合に使います。
「享受」は「受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと。」という意味で、自分の意志で受け入れることをいいます。
そのため、「享受させていただく」は間違った使い方と言えます。