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「急転」の意味と使い方や例文!「急転直下」とは?(類義語)

急転の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
急転

【読み方】
きゅうてん

【意味】
物事のようすが急に変わること。

二字熟語の博士
「急転」という言葉は、物事の状況や進行が急激に変わることを指すんだよ。

突然の変化のことを言っているんだ。

助手ねこ
あー、なるほど。つまり、ものごとがバッと変わる瞬間のことやな。例えば、晴れてたのに急に雨が降ってきたり、試合で劣勢だったのに一発で逆転したりすることやな。

いきなりの変わり様には、驚くことも多いけど、その急転にどう対応するかが大切やな。

【語源・由来】
「急」は「にわかに。突然。」
「転」は「方向を変える。変わる。変化する。」

【類義語】
一変、一転、急変、激変、豹変

急転(きゅうてん)の解説

カンタン!解説
解説

「急転」という言葉は、物事の状態や状況が急に、すごく速く変わることを表す言葉なんだよ。

この言葉を使うと、何かが急激に変化する様子を強調して伝えることができるんだ。例えば、「事態が急転する」では、ある状況や問題が一筋縄ではいかなくなる、または思いがけない方向に変わることを意味しているんだよ。例えば、ミーティングでみんながある提案に賛成しているかと思ったら、突然の新しい情報や意見によって、みんなの意見が一変するような場面で使われることがあるよ。

また、「天候の急転」というのは、天気がとても速く変わることを示しているんだよ。例えば、朝は晴れていて、とても良い天気だったのに、突然夕方に大雨が降り出す、というような変わり方を表しているんだ。

だから、「急転」という言葉は、何かが急に大きく変わる状況や出来事を表しているんだね。

急転(きゅうてん)の使い方

健太
天候が急転したね。
ともこ
まさか雨が降るとは思わなかったわ。
健太
気象庁も思わなかったと思うよ。
ともこ
最近、温暖化の影響なのか気候がおかしくなってきたわよね。

急転(きゅうてん)の例文

例文
  1. 健太くんが不在の間に、事態は誰も想像しなかった方向へと急転た。
  2. 陰謀は失敗したかに見えたが、事態が急転した。
  3. 世界情勢の急転に伴い、軍事費が削減された。
  4. 順風満帆だった運命が急転した。
  5. 事態の急転で、健太くんは激しく混乱していた。

急転の文学作品などの用例

  1. ・・・明治の初めに到る文明急転の絵巻を展開する如き興味に充たされておる・・・ 内田魯庵淡島椿岳

  2. ・・・すべてがぐるりと急転廻した。私は、単純な男である。 浪曼的完成も・・・ 太宰治一日の労苦

  3. ・・・「紛糾せる予算問題。急転! 円満に解決」と例の大きな活字の見出し・・・ 寺田寅彦初冬の日記から

「急転直下」とは?

急転」を用いた表現の一つに「急転直下(きゅうてんちょっか)」があります。

急転直下」とは、形勢が急に変わって事件などが決着に向かうことという意味です。

直下」は、まっすぐに下りること。転じて、解決に向かうことという意味です。
二字熟語の博士
「急転直下」という言葉は、状況が突如として大きく変わり、事態が終結や決着に向かうことを指すんだ。
助手ねこ
ああ、それはもう、急にドンッ!って展開が変わる感じやな。

映画やドラマで、突然のどんでん返しや、サプライズが起こるときのことか。あれやな、まさかこんなことになるとは思わんかった!っていう時のことやね。

【例文】

  1. 戦局は急転直下の様相を呈した。
  2. 暗礁に乗り上げるかと思いきや、急転直下その問題は解決した。
  3. 事件はほとんど急転直下の勢いでまたたく間にけりがついた。