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「未然」の意味と使い方や例文!「事前」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
未然

【読み方】
みぜん

【意味】
①まだそうなっていないこと。まだそのことが起こらないこと。
②「未然形」の略。

【語源・由来】
「未」は「まだ…しない。」
「然」は「ほかでもなく、そうなっている。そのとおり。しかり。」

【類義語】
未発

【対義語】
已然

未然(みぜん)の使い方

健太
近所の人たちが、毎朝見守りをしてくれるのはありがたいね。
ともこ
事故や事件を未然に防ぐために効果的よね。
健太
挨拶が多い地域は窃盗事件が少ないらしいよ。
ともこ
子供の安全だけじゃなく、地域の安全を守ることにもつながっているわね。

未然(みぜん)の例文

  1. 災害を未然に防ぐ。
  2. 健太くんのたくらみを未然に防いだ。
  3. ともこちゃんの機敏な行動が、事故を未然に防いだ。
  4. 戦争を未然に回避した。
  5. 未然に犯罪が発覚し、警察の手で逮捕された。

「未然」と「事前」の違いは?

未然」に似ている語に「事前(じぜん)」があります。

事前」は、「事の起こる前。事を行う前。」という意味です。

事前」は、「事前協議」「事前準備」のように、高い確率で起こる予定の物事の前のことをいいます。

対して「未然」は、「災害を未然に防ぐ対策」のように、可能性はあるけれども、確実に起きるわけではない物事の前のことをいう点が違います。

未然」は、起きるかどうかわからない場合。「事前」は、起きることがはっきりしている場合に使われます。
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