【二字熟語】
文句
【読み方】
もんく
【意味】
①文章中の語句。文言。
②歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう。
③相手に対する言い分や苦情。不服。
【語源・由来】
「文」は「もじ(文字)。ことば。」
「句」は「いくつかの単語が連なって、ある意味を表すもの。フレーズ。」
【類義語】
苦情、クレーム
【対義語】
同感、共感
文句(もんく)の使い方
寒いよ。お腹すいたよ。疲れたよ。
健太くんは、さっきから文句ばかりね。
寒いしお腹すいたし疲れたし、帰りたいんだ!
せっかく山登りに来たんだから、自然を楽しめばいいのに。
文句(もんく)の例文
- いちいち文句をつける。
- それは名文句だ。
- 両親を安心させる文句を並べた。
- 何か文句があるか。
- 完璧で文句の言いようがない。
「文句」と「愚痴」「意見」の違いは?
「文句」に似ている語に「愚痴(ぐち)」「意見(いけん)」があります。
「文句」と「愚痴」の違いは?
「愚痴」は、
①言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。
②梵語mohaの訳。痴・無明とも訳す。仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。
という意味です。
「文句」は、「文章中の語句。文言。歌詞。相手に対する言い分や苦情。」という意味で使われるので、言ってもしかたのないことを言って嘆くことをいう「愚痴」とは意味が違います。
「文句」は、ぜひ改善してほしいと思う気持ちが含まれ、「愚痴」のように、言ってもしかたないとは思っていません。
「文句」と「意見」の違いは?
「意見」は、
①ある問題に対する主張・考え。心に思うところ。
②自分の思うところを述べて、人の過ちをいさめること。異見。
とう意味です。
「文句」は、「文章中の語句。文言。歌詞。相手に対する言い分や苦情。」という意味で使われます。
主に、自分の満足のために、不平を言うこといいます。
対して「意見」は、だれかのために自分が思うところを述べることをいいます。