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「訥々」の意味と使い方や例文!「訥々と語る」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
訥々

「吶々」とも書く。
【読み方】
とつとつ

【意味】
口ごもりながら話すさま。

【語源・由来】
「訥」は「口ごもって、つっかえながら言う。」

【類義語】
口下手、訥弁、口重

【対義語】
喋々

訥々(とつとつ)の使い方

ともこ
健太くん。この町の偉人について取材したんでしょう?
健太
偉人と直接会ったことがある人達に話を聞いて回ったんだよ。思い出しながら、訥々と語ってくれたんだけど、あんまりよく覚えてないや。
ともこ
ボイスレコーダーを持っていかなかったの?
健太
メモすら取らなかったんだよ。大失敗だ。

訥々(とつとつ)の例文

  1. 訥々と語る姿に、演技めいたものは感じられなかったから真実なのだろう。
  2. 黙秘を貫いていた健太くんが、その事件について訥々と語り始めました。
  3. 言葉を選ぶように訥々と語り始めた。
  4. 私の訥々たる説明をきき終ると、彼は非常に情けなそうな顔になった。(坂口安吾、日月様)
  5. 健太くんが胸の内に抱え込んでいたことを訥々と話してくれた。

「訥々と語る」とは?

訥々」を用いた表現の一つに「訥々と語る(とつとつとかたる)」があります。

訥々と語る」とは、口ごもりながら話すという意味です。

【例文】

  1. 彼は、自分が置かれた状況を訥々と語った。
  2. 訥々と語る彼の姿とは裏腹に、その話は衝撃的な内容だった。
  3. 話す覚悟が決まったのか、健太くんは、訥々と語り始めました。
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