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猛者の読み方!「もさ」と「もうじゃ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「猛者」があります。

問題

Q「猛者」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

猛者の読み方
  1. 「もさ」
  2. 「もうじゃ」
  3. 「もさ」と「もうじゃ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「猛者」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「猛者」の読み方は、「もさ」?「もうじゃ」?

読み方

 

「猛者」の正しい読み方は「もさ」「もうじゃ」どちらなのでしょうか?

漢字から察すると「もうじゃ」の気もしますが、「もさ」にも聞き覚えはありそうですね。

 

「猛」の音読みは「モウ」、訓読みは表外読として「たけ(し)」となります。

一方「者」の音読みは「シャ」、訓読みは「もの」となります。

このことから「もうじゃ」はありそうですが「もさ」はどうなのでしょう。

 

さて、結論を言ってしまうと、猛者の読み方は「もさ」が正しく、「もうじゃ」は間違いです。

つまり、答えとしては1つ目の「もさ」ということになります。

 

ただし猛者は「もうざ」と読むことも出来ます。

一般的には「もさ」と読むことが多く、「もうざ」と読む場合には、少々意味が異なることもあるようです。

実は「もさ」はこの「もうざ」が省略されたもの、そのような説もあるようですね。

 

また、時として「金の亡者」の亡者と猛者が混同されることもあるようです。

 

さて何故猛者を「もさ」と読むのでしょうか?

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

「猛者」の意味

意味

猛者の意味としては「荒々しく勇猛な人物」「体力や技量に優れている人物」となります。

「もうざ」と読む場合には、この意味に「裕福で威勢のよい人物」が加わります。

ここが「もさ」と「もうざ」の違いですね。

 

猛者の使い方としては「対戦相手は猛者揃いの強豪チームだ」「彼は温厚だが、実は黒帯の猛者だ」等があります。

【関連記事】
「猛者」の意味と使い方や例文!「もうじゃ」と読むのは間違い?(類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 猛者の読み方は「もさ」が正しく「もうじゃ」は間違い。
  • 猛者は「もうざ」とも読む。
  • 亡者との混同に中が必要。
  • 猛者とは、「荒々しく勇猛な人物」「体力や技量に優れている人物」の意である。