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悪阻の読み方!「つわり」と「おそ」正しいのは?

悪阻の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「悪阻」があります。

問題

Q「悪阻」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

悪阻の読み方
  1. 「つわり」
  2. 「おそ」
  3. 「つわり」と「おそ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「悪阻」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「悪阻」の読み方は、「つわり」?「おそ」?

読み方

悪阻の正しい読み方は、「つわり」「おそ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「悪」の音読みには「アク」「オ」があり、「阻」の音読みには「ソ」があります。

悪阻の読み方は「つわり」「おそ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「つわり」と「おそ」の両方です。

ただし、「悪阻(つわり)」と「悪阻(おそ)」では少し意味が違ってきます。

「悪阻」の意味は、「つわり」と「おそ」で違う!

意味

「悪」には「ひどい」「はげしい」の意味があります。一方、「阻」には「はばむ」「へだてる」「さまたげる」の意味があります。

悪阻(つわり)の意味は「芽ぐむこと」「きざすこと」と「妊娠初期に吐き気とともに食欲不振や食べ物の好き嫌いが激しくなること」です。

一方、悪阻(おそ)は医学用語です。これを用いた言葉に「妊娠悪阻(にんしんおそ)」があり、「つわりのなかでも症状が重く、重症化したもの」を意味します。

悪阻を用いた例文には「悪阻がひどい」「妊娠悪阻と診断される」があります。

まとめ

まとめ
  • 悪阻の読み方は、「つわり」「おそ」のどちらも正しい。
  • 悪阻(つわり)は「妊娠初期に起こる吐き気や食欲不振、食べ物の好き嫌い」を意味する。
  • 悪阻(おそ)は「重症化したつわり」を意味する。