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「無口」の意味と使い方や例文!「寡黙」「緘黙」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
無口

【読み方】
むくち

【意味】
口数の少ないこと。おしゃべりでないこと。また、そのさまや、その人。寡黙。

【語源・由来】
「無」は「存在しない。…がない。」
「口」は「くちに出す。言う。ことば。」

【類義語】
沈黙、無言、寡黙

【対義語】
多弁、おしゃべり

無口(むくち)の使い方

健太
あの先生は無口だよね。
ともこ
必要なことしか話さないわよね。
健太
生徒と仲よくしようとは思わないのかな。
ともこ
そういう性分なんでしょうね。

無口(むくち)の例文

  1. 健太くんは、昔は無口な少年だった。
  2. ともこちゃんは無口で大人しい。
  3. 無口な性分なので、そっとしておいてあげてください。
  4. 健太くんは無口なので、何を考えているのか分からない。
  5. 家の話になると、途端にともこちゃんは無口になる。

「無口」と「寡黙」「緘黙」の違いは?

無口」に似ている語に「寡黙(かもく)」「緘黙(かんもく)」があります。

「無口」と「寡黙」の違いは?

寡黙」は、「口数が少ないこと。また、そのさま。」をいいます。

無口」も「寡黙」も、物を言わないことという意味です。

しかし、「寡黙」は堅苦しい表現でやや文章語的です。

「無口」と「緘黙」の違いは?

緘黙」は
①口を閉じて何も言わないこと。押し黙ること。
②「緘黙症」の略。

という意味です。

無口」は、口数が少ないことをいいますが、「緘黙」は、全く何も言わないことをいう点が違います。

また、「緘黙」には、不安や緊張などによって、特定の社会状況になると話をすることができなくなる状態をいう「緘黙症」の意味がある点も違います。