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「尚更」の意味と使い方や例文!「殊更」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
尚更

【読み方】
なおさら

【意味】
物事の程度が前よりいっそう進むさま。ますます。いちだんと。

【語源・由来】
「尚」は「まだ。なお。」
「更」は「さら。」

【類義語】
まして

尚更(なおさら)の使い方

ともこ
健太くん。そのドアを開けてはいけないと言ったでしょう。
健太
開けてはいけないと言われると、尚更開けたくなるよね。
ともこ
鶴の恩返しの時代から成長していないわね。
健太
人間の本質は簡単には変わらないよ。

尚更(なおさら)の例文

  1. 普段でも早起きはつらいのに、冬の朝は尚更つらい。
  2. 健太くんが入ると、尚更話がややこしくなるからやめてほしい。
  3. 会社に行くのは嫌だが、無職になるのは尚更嫌だ。
  4. 海外に行ったら、尚更の事、スリに注意するんだね。
  5. 出来が悪い子ほどかわいいというが、欠点があるから尚更かわいい。

「尚更」と「殊更」の違いは?

尚更」に似ている語に「殊更(ことさら)」があります。

殊更」とは、
1⃣[名・形動]
①考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。
②格別なさま。
2⃣[副]
①わざわざ。
②特に際立って。とりわけ。格別。

という意味です。

尚更」は、何か条件が加わって、物事の程度が前よりいっそう進むさまをいう語です。

対して「殊更」は、そこまでする必要はないのに、意図するところがあってそうすることをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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