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形姿の読み方!「なりかたち」と「なりすがた」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「形姿」があります。

問題

Q「形姿」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

形姿の読み方
  1. 「なりかたち」
  2. 「なりすがた」
  3. 「なりかたち」と「なりすがた」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「形姿」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「形姿」の読み方は、「なりかたち」?「なりすがた」?

読み方

 

形姿の正しい読み方は、「なりかたち」「なりすがた」どちらなのでしょうか。

 

「形」の音読みは「ギョウ」「ケイ」、訓読みは「かた」「かたち」表外読みとして「なり」となります。

一方「姿」の音読みは「シ」、訓読みは「すがた」となります。

このことから「なりすがた」は正しそうですが、「なりかたち」はどうなのでしょう。

 

さて、結論を言ってしまうと、形姿の読み方は「なりかたち」「なりすがた」のどちらを使っても間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

 

「なりすがた」は理解できるものの、何故形姿を「なりかたち」と読むのでしょうか?

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

 

今回の形姿は「なりすがた」とも読みますが、これの持つ意味が日本語の「なりかたち」とほとんど変わらないために、そう読まれるようになりました。

「形姿」の意味は、「なりかたち」も「なりすがた」も同じ

意味

形姿の意味としては、「なりふり。みなり。姿態」となります。

 

形姿を用いた例文としては「彼女は美しい形姿をしている」等があります。

まとめ

まとめ
  • 形姿の読み方は「なりかたち」「なりすがた」のどちらも正しい。
  • 形姿は「なりふり。みなり。姿態」の意である。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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