夫婦の読み方！「ふうふ」と「めおと」正しいのは？

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「夫婦」があります。

Q「夫婦」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？

次の３択から選んでみて下さい。

夫婦の読み方

このページでは、悩みやすい「夫婦」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「夫婦」の読み方は、「ふうふ」？「めおと」？

夫婦の正しい読み方は、「ふうふ」「めおと」どちらなのでしょうか。

漢字から察すると「ふうふ」の気もしますが、「めおと」にも聞き覚えはありそうですね。

「夫」の音読みは「フ」「フウ」表外読として「ブ」、訓読みは「おっと」表外読として「おとこ」「それ」となります。

一方「婦」の音読みは「フ」、訓読みは表外読みとして「おんな」となります。

このことから「ふうふ」は正しそうですが、「めおと」はどうでしょうか。

さて、結論を言ってしまうと、夫婦の読み方は「ふうふ」「めおと」のどちらを使っても間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただ、実際には夫婦は「ふうふ」と読まれることが一般的です。

さて「ふうふ」は理解できるものの、何故夫婦を「めおと」と読むのでしょうか？

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日（きょう）明日（あした）昨日（きのう）等様々な熟字訓があります。

今回の夫婦は「ふうふ」とも読みますが、これの持つ意味が日本語の「めおと」とほとんど変わらないために、そう読まれるようになりました。

因みに夫婦は「ふうふ」「めおと」以外にも「みょうと」「おとめ」「おひとめ」等様々な読み方があります。

夫婦の意味としては、「婚姻関係にある1組の男女のこと」「夫と妻のこと」になります。

夫婦を用いた例文としては「似たもの夫婦（ふうふ）」や「夫婦（めおと）茶碗」等があります。