読み方で悩みやすい漢字の一つに、「生業」があります。
Q「生業」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「なりわい」
- 「せいぎょう」
- 「なりわい」と「せいぎょう」両方とも
このページでは、悩みやすい「生業」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「生業」の読み方は、「なりわい」?「せいぎょう」?
生業の正しい読み方は、「なりわい」「せいぎょう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「生」の音読みには「セイ」「ショウ」、訓読みには「い(きる)」「なま」などがあります。また、「業」の音読みには「ギョウ」「ゴウ」、訓読みには「わざ」があります。
生業の読み方は「なりわい」「せいぎょう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「なりわい」と「せいぎょう」の両方です。
広辞苑には「なりわい」「せいぎょう」の両方の項目があります。また、他にも「すぎあい」「すぎわい」の読み方があります。ただし、一般的には「なりわい」と読むことが多い熟語です。
「生業」の意味は、「なりわい」も「せいぎょう」も同じ
生業の意味は「五穀がなるように努める業」「生活のもとでを得るための職業」です。
「生」には「いきる」「くらし。なりわい」の意味があります。一方、「業」には「生活のてだて」「なりわい」などの意味があります。
新明解国語辞典(第四版)の「なりわい」の項目には、表記について「古くは『農業・家業』、後に『産業・生活・生業』と用字が移った」とあります。
生業を用いた例文には「我が家は代々農業を生業にしている」があります。
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まとめ
- 生業の読み方は、「なりわい」「せいぎょう」のどちらも正しい。
- 他に「すぎわい」「すぎあい」の読み方もある。
- 生業は「生活のもとでを得るための職業」を意味する。