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女将の読み方!「おかみ」と「じょしょう」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「女将」があります。

問題

Q「女将」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

女将の読み方
  1. 「おかみ」
  2. 「じょしょう」
  3. 「おかみ」と「じょしょう」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「女将」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「女将」の読み方は、「おかみ」?「じょしょう」?

読み方

 

女将の正しい読み方は、「おかみ」「じょしょう」どちらなのでしょうか。実際に読もうと思うと悩むことがあるかもしれませんね。

「女」の音読みには「ジョ」「ニョ」「ニョウ」、「将」の音読みには「ショウ」があります。

女将の読み方としては「おかみ」「じょしょう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「おかみ」と「じょしょう」の両方です。

広辞苑には、女将の読み方として「じょしょう」としている項目があります。

一方、「おかみ」の項目の漢字は「御上」です。その中の一つの意味に「『女将』とも書く」とあり、「おかみ」の本来の表記が「御上」であることがわかります。

「女将」の意味は、「おかみ」も「じょしょう」も同じ

意味

女将の意味は「料理屋や旅館などの女主人」です。

「女」には「おんな」の意味があります。一方、「将」には「ひきいる」「軍をひきいる人」の意味があります。

女将を用いた例文には「旅館の女将が出迎える」「料亭を女将が取り仕切る」があります。

「おかみ」を「御上」と書く場合には、「天皇」「朝廷・政府・官庁・幕府」「貴族の尊敬語」「主君・主人」「他人の妻・御内儀」「料理屋や旅館の女主人」の意味がありますが、このうち「料理屋や旅館の女主人」に対してのみ「女将」と書きます。

まとめ

まとめ
  • 女将の読み方は、「おかみ」「じょしょう」のどちらも正しい。
  • 「おかみ」の本来の漢字は「御上」だった。
  • 女将は「料理屋や旅館を取り仕切る女主人」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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