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「応対」の意味と使い方や例文!「対応」との違いは?(類義語・対義語)

応対の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
応対

【読み方】
おうたい

【意味】
相手になって、受け答えすること。

二字熟語の博士
「応対」という言葉は、人と人が向き合って、相手の話や質問などに答える行為を指すんだよ。
助手ねこ
ほな、それは「人の話をきちんと聞いて、しっかりと返事をすること」ってことやな。

他人とコミュニケーションをとる時の、基本的なルールみたいなもんやな。

【語源・由来】
「応」は「外からの求めや働きかけを受けて動く。」
「対」は「相手になって受け答えする。」

【類義語】
受け答え、やりとり

【対義語】
取材

応対(おうたい)の解説

カンタン!解説
解説

「応対」っていう言葉は、他の人と交流するときの対応の仕方を表しているんだよ。他の人から何か言われたときや、求められたときに、それに対してどう反応し、どう答えるかということを指しているんだ。

たとえば、「どんな客にも巧みに応対する」という表現では、どんなお客さんが来ても、うまく対応できる人のことを表しているんだよ。これはたとえばレストランのウェイトレスや、店の店員などが、色々なタイプのお客さんに対して適切に対応する能力を持っている、ということを意味しているんだ。

また、「電話の応対がうまい」は、電話で人と話すときに、うまく対応できる、つまり言葉遣いが丁寧だったり、相手の要望に応じられたり、問題を解決できたりすることを言っているよ。

だから、「応対」は自分から何かをするというよりも、他の人からの行動や言葉に対してどう反応し、どう対応するかということを指す言葉なんだよね。

応対(おうたい)の使い方

ともこ
昨日は、全然電話に出てくれなかったわね。忙しかったの?
健太
客の応対に忙しくて、ご飯を食べる暇もなかったんだよ。
ともこ
それは大変だったわね。
健太
ペッパーくんが応対してくれたらいいのにね。

応対(おうたい)の例文

例文
  1. ひっきりなしに電話がかかってきて応対に苦労した。
  2. そっけない応対をされたと客からクレームが来て、室長が対応した。
  3. サービス向上のためという建前で、電話応対を録音している。
  4. 受付では心のこもった応対をしてくれました。
  5. 最初は愛想よく応対していましたが、段々、怒気を含んだ声になってきました。

応対の文学作品などの用例

  1. ・・・うのは、恐らくあんな応対の仕振りの事を指すのでしょう。『奥さん、・・・ 芥川竜之介開化の良人

  2. ・・・しながら、愛想の善い応対をするだけだった。僕は番茶の渋のついた五・・・ 芥川竜之介

  3. ・・・ののように滑かに彼と応対していた。が、彼等の話している言葉は一言・・・ 芥川竜之介湖南の扇

「応対」と「対応」の違いを解説

応対」に似ている語に「対応(たいおう)」があります。

対応」は、
①同種の二つのものが向かい合い、対 (つい) になっていること。
②ある物事が、他の範疇 (はんちゅう) に属する物事と、対立・相当する関係にあること。
③互いにつりあいがとれていること。
④周囲の状況などに合わせて事をすること。
⑤二つの集合A、Bがあって、Aのどの要素にも、Bの要素が少なくとも一つ定まる規則があること。ふつう、AからBへの対応という。

という意味です。

対応」は、周囲の状況に合わせて物事をすることで、人や人以外のものに対しても使われます。

対して「応対」は、人に対してだけ使われ、相手になって受け答えすることをいいます。

二字熟語の博士
「応対」と「対応」、これら二つの単語は似ているけど、意味は微妙に異なるんだよ。「応対」は、何かに対して直接対話や対面することを指しているんだ。

一方、「対応」はもっと広範囲で、何かに対して適切な行動を取ることを指すんだよ。

助手ねこ
ああ、そやな。「応対」はもっと直接的なんやな。つまり、「相手の話をきちんと聞いて、それに対して適切に答える」ってことやな。

それに対して、「対応」はもうちょっと広い意味やな。なんかの状況に対して適切に行動する、それが「対応」やな。規模や範囲によって、「応対」か「対応」かを使い分ける感じやな。

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