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「欲目」の意味と使い方や例文!「親の欲目と他人の僻目」とは?(類義語)

【二字熟語】
欲目

【読み方】
よくめ

【意味】
自分の欲、愛情、好みなどのために、自分や自分に関係のある者に都合よく物を見る見方。

【語源・由来】
「欲」は「不足、不満を満たしたいと願う。ほしがる。」
「目」は「め。まなこ。」

【類義語】
ひいき目

欲目(よくめ)の使い方

健太
僕の弟はジャニーズに入所できると思うんだ。
ともこ
それは間違いなく家族の欲目ね。
健太
ともこちゃんの目から見てもイケメンでしょう?
ともこ
正直言って、中の上くらいかな。

欲目(よくめ)の例文

  1. 親の欲目という部分を差し引いても、ともこちゃんは優秀だ。
  2. 飼い主の欲目かもしれないが、我が家の犬が世界一だ。
  3. 一昨日来た雌よりも、しばらく飼いなじんだ雌の方に愛着がある。その彼の欲目が、そう思わせたのかもしれなかった。家族なく暮らしている彼は、自分のそんな欲目を憎んだ。(川端康成、禽獣)
  4. 惚れた欲目で、ともこちゃんは健太くんがイケメンに見えるだけだよ。
  5. 欲目で見ると、物事を正しく見れなくなる。

「親の欲目と他人の僻目」とは?

欲目」を用いた表現の一つに「親の欲目と他人の僻目」があります。

親の欲目と他人の僻目」とは、親は我が子がかわいいために、その子を実力以上に評価するが、他人に対しては偏見の目で見るということ。

【例文】

  1. 健太くんのお父さんは、健太くんのことは褒め他の家の子のことは貶し、親の欲目と他人の僻目だ。
  2. 親の欲目他人の僻目というような考えのモンスターペアレントが多い。