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「励行」の意味と使い方や例文!「奨励」「遵守」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
励行

「厲行」とも書く。

【読み方】
れいこう

【意味】
はげみおこなうこと。一所懸命つとめること。

【語源・由来】
はげみおこなうことから。

【類義語】
遵守、遵奉、遵法、履行、実践、実行、努める、精励、厳守

励行(れいこう)の使い方

健太
おじいちゃんが朝のランニングを励行しているんだ。
ともこ
効果はどう?
健太
日に日に元気になっていくのがよく分かるよ。
ともこ
私も毎朝走ろうかしら。

励行(れいこう)の例文

  1. 一日一個のリンゴは医者いらずと聞き、リンゴを食することを励行している。
  2. 早起きは三文の徳というから、早起きを励行する。
  3. 清潔を励行する。
  4. うがいの励行が風邪の予防する。
  5. 玄米菜食を励行している。

「励行」と「奨励」や「遵守」の違いは?

励行」に似た語に「奨励(しょうれい)」と「遵守(じゅんしゅ)」があります。

  • 励行」は、はげみおこなうこと。一所懸命つとめること。
  • 奨励」は、ある事をするようすすめ、励ますこと。
  • 遵守」は、きまり・法律・道理などにしたがい、それを守ること。
励行」は、良い結果を得るために習慣とすること、厳守することをいいますが、「奨励」は自分以外の人に、良いと思われる事を行うようすすめ励ます行為をいうので、「励行」と「奨励」に意味が重複するところはありません。

次に「遵守」は「きまり・法律・道理などにしたがい、それを守ること。」という意味です。「励行」とは「守って行う」という意味が同じですが、守って行う対象が異なります。

  • 励行」・・・「規則やよいとされること」
  • 遵守」・・・「規則や法律」
「校則を励行する」「校則を遵守する」というように、規則や法律を守るという意味は同じですが、「励行」には「よいとされるから努力して守る」という意味を含む点が違います。