姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「旺然」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語)

旺然の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)

意味

【二字熟語】
旺然

【読み方】
おうぜん

【意味】
①物事の盛んなさま。
②光の美しいさま。

二字熟語の博士
「旺然」という言葉は、物事がとても盛んで、活気に満ちているさまを表す言葉だよ。

また、光がとても美しく輝いている様子も示しているんだ。

助手ねこ
なるほどな。それって「すごく賑やかで、元気いっぱいの様子」ってことやな。

あと、光がキラキラとすごく綺麗に輝いてるって感じやな。なんか、元気になるような言葉やな。

【語源・由来】
「旺」は「盛んなさま。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」

【類義語】
元気いっぱい、エネルギッシュ

旺然(おうぜん)の解説

カンタン!解説
解説

「旺然」という言葉は、何かがとても活気がある、元気で盛んな様子を表す言葉なんだよ。

例えば、「此の難所を除こうと云う思い付きが旺然として起ったのも」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉っていう文では、ある困難な場所を取り除く、つまり問題を解決しようとするアイディアや考えが、急に、とても強く湧き上がってきた、っていう意味になるんだ。

「光の美しいさま」という意味は、「旺然」とは直接関係ないんだけど、これは「光がきらきらと輝いて、本当に美しい様子」を伝えたい時に使う表現だよ。太陽がキラキラと水面で反射する様子や、星が夜空で輝いているような場面で、この言葉を使って、その美しさを表現することができるんだね。

旺然(おうぜん)の使い方

健太
あの作家先生の旺然たる創作熱にはいつも驚かされるよ。
ともこ
新作の刊行ペースが速いわよね。
健太
最近では。三か月に一冊出版されているよ。
ともこ
それで作品の質が落ちていないならばすごいわよね。

旺然(おうぜん)の例文

例文
  1. 明治維新以降、欧米の文化は、旺然として日本に流れ込んできました。
  2. この状況がともこちゃんのせいかと思うと、旺然たる憎悪を感じ始めた。
  3. 此の難所を除こうと云う思い付きが旺然として起ったのも(菊池寛「恩讐の彼方に」)
  4. ともこちゃんの一言で、やる気が旺然と湧き起こって来ました。
  5. 希望の光が見えてくると、元気が旺然として湧いてきました。