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「落成」の意味と使い方や例文!「竣工」「施工」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
落成

【読み方】
らくせい

【意味】
建築工事のできあがること。竣工。

【語源・由来】
「落」は「おさまる。できあがる。きまりがつく。」
「成」は「なる。できあがる。」

【類義語】
竣工、完工、工事が完了する

【対義語】
着工、起工

落成(らくせい)の使い方

健太
ともこちゃん。落成式典でテープカットをするんでしょう?
ともこ
そうなのよ。
健太
緊張する?
ともこ
テープを切るだけだから緊張はしないわ。楽しみよ。

落成(らくせい)の例文

  1. 新庁舎が落成する。
  2. 新しい工場が先日落成しました。
  3. 新社屋の落成式にたくさんの取引先を招きました。
  4. 来月落成予定でしたが、工事が遅れています。
  5. 新しい校舎が落成するころには、僕たちは卒業しているだろう。

「落成」と「竣工」や「施工」の違いは?

落成」に似た言葉に「竣工(しゅんこう)」「施工(せこう)」があります。

竣工」は「竣功」とも書きます。「工事が完了すること。竣成。落成。」という意味です。

施工」は「しこう」とも読み、「工事を実施すること。」という意味です。

【三語の違い】

落成」・・・工事の完了によって建造物が完成する。
竣工」・・・工事そのものの完了をいう。
施工」・・・工事を実施する。

※「落成」と「竣工」は工事の完了を意味し、「施工」は工事の開始を意味します。

「落成」と「竣工」の違い

落成」と「竣工」は辞書で調べるとほぼ同じ意味で使われますが、立場の違いで微妙な意味の違いが生じます。

竣工」・・・施工した業者側
落成」・・・施主から見た完成

となります。また、橋などの土木工事は、施主であっても「竣工」を使います。