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「永訣」の意味と使い方や例文!「永訣の朝 」とは?(類義語)

【二字熟語】
永訣

【読み方】
えいけつ

【意味】
永遠に別れること。また、死別すること。永別。

死別を美化した表現。

【語源・由来】
「永」は「とこしえに。限りなく。いつまでも。」
「訣」は「わかれる。いとまごい。」

【類義語】
永別

永訣(えいけつ)の使い方

健太
賢治は妹との永訣によって心に与えられた悲しみを詩にしたんだよね。
ともこ
永訣の朝という詩は祈りと悲しみがテーマの詩よね。
健太
妹だけでなく衆生を救済するための祈りだったんだよね。
ともこ
そうよ。この詩を読むことで、健太くんも私も賢治の手で救済されるのよ。

永訣(えいけつ)の例文

  1. 何の心構えもできない急な永訣だった。
  2. 再会を約束したが、かなわず永訣となった。
  3. その時がともこちゃんとの永訣になるとは思いもしなかった。
  4. 目と鼻の先にいたのに会うことがかなわず永訣した。
  5. 臨終の際に恩師の手を取り永訣した。

「永訣の朝 」とは?

永訣」は「永訣の朝」で有名です。

永訣の朝」は永遠の別れの朝という意味です。

宮沢賢治が妹トシの死を悼んで書いた詩の名として知られています。

詩の中の「あめゆじゆとてちてけんじや」=雨雪を取ってきてくださいという妹の言葉が特に有名です。

宮沢賢治のその後の人生や作風に影響を与えた最愛の妹の死を書いた作品です。ぜひ読んでみてください。
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