【二字熟語】
霊験
【読み方】
れいげん
「れいけん」とも読む。
【意味】
神仏が祈願に応じて示す不可思議な効験。
【語源・由来】
「霊」は「不思議な力をもつ。人知で測り知れない。」
「験」は「仏道におけるしるし。」
【類義語】
利益
霊験(れいげん)の使い方
ここは上杉謙信が、村人に霊験あらたかだと教えられて訪れた神社なんだって。
パワーを感じるわね。
病気だったんだけど、神様が冷水が湧き出る場所を教えてくれて治ったんだって。
健太くんも、おっちょこちょいなところを治してもらったら?
霊験(れいげん)の例文
- 彼らの病気は 医術ではいかんともしがたいものですが、王がお触りになると 立ちどころに治癒します。そういう霊験を天は王の御手に お与えになっているのです。(シェイクスピア、マクベス)
- 霊験ありと称する高額な壺を買わされそうになった。
- また赤阪の滝明神の池の魚も、片目が小さいか、または潰れていました。神が祈願の人に霊験を示す為に、そうせられるのだといっております。(柳田邦男、日本の伝説)
- ここで雨ごいをすると霊験があるといわれている。
- この滝の飛沫に触れると、延命の霊験があるという伝説がある。
「霊験あらたか」とは?
「霊験」を用いた表現の一つに「霊験あらたか」があります。
「霊験あらたか」とは、神仏が祈願に応じて示す不可思議な効験が際立ってあるさまをいいます。
【例文】
- 厄除けの霊験あらたかな仏像として知られています。
- ほかに地名の起源の話もある。また霊験あらたかなことがあったという、神社や寺院の縁起譚のようなものもある。(柳田邦男、遠野物語)