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「妙案」の意味と使い方や例文!「奇策」「名案」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
妙案

【読み方】
みょうあん

【意味】
すぐれた案。よい思いつき。名案。

【語源・由来】
「妙」は「たくみな。くわしい。念入りな」

【類義語】
よいアイディア、いい方法

【対義語】
愚案

妙案(みょうあん)の使い方

健太
何か妙案は浮かばないかな。
ともこ
作文三上っていって、馬の上、枕の上、トイレにいる時に案が浮かぶんですって。
健太
へえ。じゃあ、お布団に入ってみようかな。
ともこ
だめよ。健太くんはお布団に入ったら3秒で眠ってしまうじゃないの。

妙案(みょうあん)の例文

  1. 本を読んでいて妙案が浮かんだ。
  2. 妙案をひねり出した。
  3. 三人寄れば文殊の知恵というが、妙案が浮かんだ。
  4. 妙案を授けてもらった。
  5. 妙案が出ないままいたずらに時間が過ぎていった。

「妙案」と「奇策」や「名案」の違いは?

妙案」と似た意味の語に「奇策」や「名案」があります。

  • 奇策」は常人の思い及ばな奇抜なはかりごと。奇計。
  • 名案」は良い思いつき。
三語には、
奇策」・・・「奇妙な案」
名案」・・・「他人から見てすぐれた案」
妙案」・・・「他の人が思いつかないすぐれた案」
という違いがあります。

名案」と「妙案」はほぼ同じ意味ですが、「名作」「名菓」「名選手」のように「名」は評判が高いという意味があり、「名案」が他の人から見てすぐれた案というニュアンスを含む点が異なります。

妙案」の「」に「不思議なこと。普通でないこと。(例:妙な話)」という意味があり、「常人離れした」という意味がある「奇策」とは通じるものがありますが、「奇策」が「はかりごと」という意味を含み、戦略や人をだまそうとする計画でもちられる点が異なります。