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「玲瓏」の意味と使い方や例文!「八面玲瓏」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
玲瓏

【読み方】
れいろう

【意味】
①玉などが透き通るように美しいさま。また、玉のように輝くさま。
②玉などの触れ合って美しく鳴るさま。また、音声の澄んで響くさま。

【語源・由来】
「玲」は「玉の涼しげに鳴る音の形容。また、玉のように美しいさま。」
「瓏」は「玉が触れあって鳴る音。また、明らかなさま。」

【類義語】
燦、燦然、赫赫、燦爛、皓皓、煌煌、炯炯

【対義語】
醜悪

玲瓏(れいろう)の使い方

健太
着飾ったともこちゃんの玲瓏たる姿は、まるで天女のようだね。
ともこ
たまにはこういう格好も良いわね。
健太
玲瓏たる月のように、とてもきれいだよ。
ともこ
そんなにほめられると照れてしまうわ。

玲瓏(れいろう)の例文

  1. 鈴の音が玲瓏と響く。
  2. 彼女の歌声は玲瓏たる美声だ。
  3. 玲瓏と輝く月を見上げる。
  4. ともこちゃんは玲瓏として美しい。
  5. モーツァルトの玲瓏たる音楽にひたる。

「八面玲瓏」とは?

玲瓏」を用いた表現に「八面玲瓏(はちめんれいろう)」があります。

八面玲瓏」は、「どこから見ても透き通っていて曇りのないさま。また、心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっているさま。また、だれとでも円満、巧妙に付き合うことができるさま。」をいいます。

八面」は、あらゆる方面、四方八方。
【例文】
・富士山は八面玲瓏だ。
・ともこちゃんは八面玲瓏だが、健太くんは人嫌いだ。

【類義語】
・鮮美透涼(せんびとうりょう)