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「人夫」の意味と使い方や例文!「人夫賃」とは?(類義語)

【二字熟語】
人夫

【読み方】
にんぷ

【意味】
①力仕事に従事する労働者。
②昔、公役に徴用された人民。夫役 (ぶやく) を課せられた人民。

【語源・由来】
「人」は「ひと。」
「夫」は「仕事にたずさわる男。」

【類義語】
土方、工員、作業員、車夫

人夫(にんぷ)の使い方

健太
戦争中、数千人の人夫を雇って、この施設を作ったんだって。
ともこ
こんな施設を作ってまで戦争をする必要があったのかしら。
健太
戦争は、いつの時代でも意味のない行為だよ。
ともこ
そうね。愚行の最たるものよね。

人夫(にんぷ)の例文

  1. 作業をしている人夫はだれもいなかった。
  2. そして会社の人夫たちはあとをも見ずにまた他の漁船のほうへ走って行く。(有島武郎、生まれいずる悩み)
  3. 四、五人の人夫がいたが、みな素晴らしい体格だった。
  4. 家康は信長の都市建設のために人夫を自国から出しているのである。(司馬遼太郎、国盗り物語)
  5. 鉱山に居た人夫は300人ほどだった。

「人夫賃」とは?

人夫」を用いた表現の一つに「人夫賃(にんぷちん)」があります。

人夫賃」とは、力仕事に従事する労働者に対して支払う賃金をいいます。

【例文】

  1. 資材や人夫賃が高騰して、建築費が膨れ上がった。
  2. 彼は、人夫賃の頭をはねて儲けてるようだ。