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「粗悪」の意味と使い方や例文!「悪質」「劣悪」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
粗悪

【読み方】
そあく

【意味】
粗末で質が悪いこと。また、そのさま。

【語源・由来】
粗末で悪い意。

【類義語】
低質、劣悪、不良、粗製、悪質

【対義語】
優良、精巧、良質、純良

粗悪(そあく)の使い方

健太
スーパーに粗悪な品が増えたよね。
ともこ
いろんなものが値上がりしているから、同じ価格で売るには粗悪な材料を使うしかないのよね。
健太
値上がりした分、価格を上げて、それを買えるくらい給料も上げてほしいよね。
ともこ
それが理想ね。

粗悪(そあく)の例文

  1. 粗悪な材料を使っているようだ。
  2. 粗悪品をつかまされた。
  3. 粗悪な紙しかない。
  4. ブランド品の粗悪なコピー商品が出回る。
  5. 工事が粗悪だった。

「粗悪」と「悪質」「劣悪」の違いは?

粗悪」に似ている語に「悪質(あくしつ)」「劣悪(れつあく)」があります。

「粗悪」と「悪質」の違いは?

悪質」は、
①品物などが粗悪なこと。また、そのさま。
②たちが悪いこと。また、そのさま。

という意味です。

悪質」は、品質が「粗悪」なことをいいます。

粗悪」は、粗末で質が悪いことをいいます。

悪質」には悪意がありますが、「粗悪」は、必ずしも悪意があるわけではない点が違います。

「粗悪」と「劣悪」の違いは?

劣悪」は、「性質・状態などがひどく劣っていて悪いこと。また、そのさま。」という意味です。

劣悪」は、性質・状態などが悪いことをいいます。

対して「粗悪」は、品質が悪いことをいうので意味が違います。