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「理外」の意味と使い方や例文!「理外の理」とは?(類義語)

【二字熟語】
理外

【読み方】
りがい

【意味】
道理から外れていること。

【語源・由来】
道理から外れる意。

【類義語】
非理

理外(りがい)の使い方

健太
おばけって実在すると思う?
ともこ
おばけは理外の理ね。存在しないと思うわ。
健太
理外の理とばっさり切り捨ててしまうのもどうだろう。
ともこ
じゃあ。頑張って捕まえてきて見せてほしいわ。

理外(りがい)の例文

  1. その一手は理外の好手だった。
  2. 武蔵は後にこの時の心境を説明して、何故一見して兵庫と認めたかは、心機の妙、理外の理であって、言葉には表現し難い。(吉川英治、随筆 宮本武蔵)
  3. そこに、セオリーだけでなく、理外の理がはたらく。そうして、それが高校野球というものだろう。(山口瞳、草野球必勝法)
  4. 必要なのは、この器用という侮蔑された考えの解放だ。器用というものに含まれた理外の理を極める事が、武蔵の所謂「実の道」であったと思う。(小林秀雄、考えるヒント)
  5. 悪魔に身体を乗っ取られて人を刺したという彼の供述は理外の理だ。

「理外の理」とは?

理外」を用いた表現の一つに「理外の理(りがいのり)」があります。

理外の理」とは、普通の道理では推定することのできない不思議な道理という意味です。

【例文】

  1. 調所殿の前ながら、世の中は、実学と理学ばかりで、理外の理が、侮蔑されている。わしは、最後の兵道家として、命にかけて、この理外の理を示したい。(直木三十五、南国太平記)
  2. 人の行動は科学的法則に基づいたもので、理外の理は無いというのが彼の考えだ。
  3. 世の中には人知を超えた理外の理というものが存在する。