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「離脱」の意味と使い方や例文!「戦線離脱」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
離脱

【読み方】
りだつ

【意味】
ある状態や所属からぬけ出ること。

【語源・由来】
「離」は「別々になる。はなれる。わかれる。はなす。」
「脱」は「ある枠や組織から抜ける。抜け出す。はずれる。」

【類義語】
脱退、離別、脱離、分離、脱出

【対義語】
復帰、参加、吸収

離脱(りだつ)の使い方

健太
ともこちゃん。昨日、幽体離脱に成功したんだよ。
ともこ
肉体と精神が分離するというやつ?肉体に戻れなくなったらどうするの?
健太
あまり肉体から離れなければ大丈夫だよ。
ともこ
たまに、幽体離脱して客観的に自分をみつめるのもいいかもしれないわね。

離脱(りだつ)の例文

  1. 新型コロナウイルスの陽性反応が出たために、昨日の試合から戦線離脱した。
  2. 意見が衝突し、連立政権からの離脱を決心した。
  3. アルコール中毒の彼は、アルコールを断ち離脱症状が出てつらそうだ。
  4. そのボス猿は、喧嘩に負けて群れを離脱した。
  5. 薄くては味がなくていかんとか、いかにもケチだとか感じることがそれだ。それが完全に離脱できないと、味の妙は分らないようだ。また、そういうことも、味の上に作用することを知っていなければ、すべての人をけなすわけにはいかぬ。(北大路魯山人、道は次第に狭し)

「戦線離脱」とは?

離脱」を用いた表現の一つに「戦線離脱(せんせんりだつ)」があります。

戦線離脱」とは、戦闘の第一線からぬけ出ることをいいます。

【例文】

  1. 今シーズンは、怪我で戦線離脱する選手が多かった。
  2. エースの戦線離脱で敗北を余儀なくされた。
  3. 健太くんは、ともこちゃんに夢中な男子生徒のうちの一人だったが、戦線離脱しライバルが一人減った。