【二字熟語】
論外
【読み方】
ろんがい
【意味】
①当面の議論に関係のないこと。議論の範囲外。
②論じる価値もないこと。もってのほかで話にならないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「論」は「筋を通した意見。見解。」
「外」は「そと。そとがわ。ほか。よそ。」
【類義語】
無意味、ナンセンス、馬鹿らしい
【対義語】
原則、当然
論外(ろんがい)の使い方
給食でステーキがでるといいな。
そんな要求は論外でしょう。
やっぱりそうかな。
もっと現実的な要求にしておきなさいよ。
論外(ろんがい)の例文
- その点はしばらく論外に置く。
- そんな考えは論外だ。
- 経費の問題は論外に置こう。
- 健太くんの提案は全くの論外だ。
- 賃上げ要求は論外だ。
「論外」と「愚問」「問題外」の違いは?
「論外」に似ている語に「愚問(ぐもん)」「問題外(もんだいがい)」があります。
「論外」と「愚問」の違い
「愚問」は、「愚かな質問。また、自分の質問をへりくだっていう語。」という意味です。
「論外」は、今の議論に関係ない、論じる価値がないという意味です。対して「愚問」は、愚かな質問であることをいうので意味が違います。
また、「論外」には「愚問」のようなへりくだる意味はありません。
「論外」と「問題外」の違い
「問題外」は、「問題として取り上げる価値がないこと。問題にならないこと。また、そのさま。」という意味です。
「論外」と「問題外」は、ともに、取り上げる価値がないという意味です。
しかし、「論外」には、今の議論に関係ないという意味がある点が「問題外」と違います。