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「持論」の意味と使い方や例文!「自論」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
持論

【読み方】
じろん

【意味】
かねてから主張している自分の意見・説。持説。

【語源・由来】
「持」は「心・規律などを引き締める。身が引き締まるほど厳しい。つつしむ。物音を立てない。」
「論」は「すじみちを立てた話や文章。考え。見解。」

【類義語】
意見、私見

【対義語】
総意

持論(じろん)の使い方

健太
その国の料理には、その国のワインが一番合うというのが僕の父さんの持論なんだ。
ともこ
同じ土地の食材の相性がいいのは何となく理解できるわ。
健太
父さんの持論が正しいかどうかわかるのはまだ先だね。
ともこ
未成年だもんね。

持論(じろん)の例文

  1. 持論を繰り返す。
  2. 壇上で持論を披露した。
  3. 年来の持論を曲げる。
  4. 勉強は楽しくないと身につかないというのが彼の持論だ。
  5. 健太くんはいつもの持論を展開した。

「持論」と「自論」の違いは?

持論」と同じ読み方の語に「自論」があります。

自論」は、自分の意見という意味です。

持論」は、「かねてから主張している自分の意見・説。持説。」という意味です。

自論」も「持論」も、自分の意見という意味がありますが、「自論」は、自分の心の中にしまってある考え、心の中で考えているときなどに使われます。

パソコンで「じろん」を漢字変換すると「自論」=自分の意見と出てきます。しかし広辞苑などの辞書に「持論」はありますが「自論」は掲載されていません。
自論」は広く認知されている語ですが、「持論」の誤記から生まれた語であり本来は誤用です。