姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「論理」の意味と使い方や例文!「理論」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【二字熟語】
論理

【読み方】
ろんり

【意味】
①考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。
②事物の間にある法則的な連関。
③「論理学」の略。

【語源・由来】
「論」は「筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。」
「理」は「物事に備わった筋道。」

【類義語】
理論

【対義語】
物理

論理(ろんり)の使い方

ともこ
面接試験に向けて論理性を身につけないとだめよ。
健太
あるがままの自分じゃ駄目かな。
ともこ
駄目に決まってるじゃないの。あるがままの健太くんに誰も合格をくれないわよ。
健太
今、とてもディスられているね。

論理(ろんり)の例文

  1. 君の説明は論理が飛躍している。
  2. 売る側の論理と買う側の論理は食い違うことが多い。
  3. 論理が破綻している。
  4. あなたの議論を裏付ける論理は何ですか。
  5. 論理的じゃないですね。

「論理」と「理論」との違いは?

論理」に似ている言葉に「理論(りろん)」があります。

理論」は、

個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系。また、実践に対応する純粋な論理的知識。

という意味です。

論理」も「理論」も「議論、思考、推理などを進めてゆく筋道。」という意味は同じです。

論理」は、思考などを進めてゆく筋道そのものをいいます。また、物事の中にある道理や法則的なつながりをいいます。

対して「理論」は、ある物事に関して、原理や法則をよりどころに筋道を立てて考えた認識の体系自体をいいます。また、実践に対応する純粋な論理的知識の意味としても使われます。

理論」と「論理」には、意味に異なる部分が多いですが、「」がついて「理論的」「論理的」になると、筋道が通っていることという意味が同じであるため、「理論的に考える」「論理的に考える」は、ほぼ同じ意味で使われます。