「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「露呈」の意味と使い方や例文!「露見」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
露呈

【読み方】
ろてい

【意味】
隠れているものを外にあらわしだすこと。また、あらわれでること。

【語源・由来】
「露」は「あらわす。さらけ出す。あらわになる。」という意味。「呈」は「しめす。あらわす。」という意味。このことから「露呈」は「あらわれでる」という意味。

【類義語】
発覚、暴露、摘発、ばれる、暴く、晒す

【対義語】
隠蔽、隠匿、秘匿

露呈(ろてい)の使い方

ともこ
健太くん。アルバイトは辞めたの?
健太
能力のないことが露呈して首になったんだよ。
ともこ
それは残念だったわね。
健太
自分に自信が無くなってしまったよ。

露呈(ろてい)の例文

  1. 技術の未熟さを露呈する。
  2. ともこちゃんの前で醜態を露呈してしまった。
  3. 矛盾が露呈しはじめた。
  4. 健太くんの発言は嘘であることが露呈した。
  5. 秘密というものはいつかは露呈するものです。

「露呈」と「露見」の違いは?

露呈」に似ている言葉に「露見(ろけん)」があります。

露見」は「露顕」とも書き、意味は「隠していたことがあらわれること。ばれること。」です。

露呈」と「露見」は同じような意味ですが、

露呈」は「隠れていた事があらわれる」こと
露見」は「隠していた事があらわれる」こと

というニュアンスで少々異なります。

露呈」は「悪事や秘密だけでなく、隠したかった性質などがあらわれる」
露見」は「意図的な悪意ある隠し事がばれる」という違いがあります。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。