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「論外」の意味と使い方や例文!「愚問」「問題外」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
論外

【読み方】
ろんがい

【意味】
①当面の議論に関係のないこと。議論の範囲外。
②論じる価値もないこと。もってのほかで話にならないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「論」は「筋を通した意見。見解。」
「外」は「そと。そとがわ。ほか。よそ。」

【類義語】
無意味、ナンセンス、馬鹿らしい

【対義語】
原則、当然

論外(ろんがい)の使い方

健太
給食でステーキがでるといいな。
ともこ
そんな要求は論外でしょう。
健太
やっぱりそうかな。
ともこ
もっと現実的な要求にしておきなさいよ。

論外(ろんがい)の例文

  1. その点はしばらく論外に置く。
  2. そんな考えは論外だ。
  3. 経費の問題は論外に置こう。
  4. 健太くんの提案は全くの論外だ。
  5. 賃上げ要求は論外だ。

「論外」と「愚問」「問題外」の違いは?

論外」に似ている語に「愚問(ぐもん)」「問題外(もんだいがい)」があります。

「論外」と「愚問」の違い

愚問」は、「愚かな質問。また、自分の質問をへりくだっていう語。」という意味です。

論外」は、今の議論に関係ない、論じる価値がないという意味です。対して「愚問」は、愚かな質問であることをいうので意味が違います。

また、「論外」には「愚問」のようなへりくだる意味はありません。

「論外」と「問題外」の違い

問題外」は、「問題として取り上げる価値がないこと。問題にならないこと。また、そのさま。」という意味です。

論外」と「問題外」は、ともに、取り上げる価値がないという意味です。

しかし、「論外」には、今の議論に関係ないという意味がある点が「問題外」と違います。