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「流用」の意味と使い方や例文!「転用」「使い回し」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
流用

【読み方】
りゅうよう

【意味】
使途の定まっているものを別の目的に使うこと。

【語源・由来】
「流」は「それる。はずれる。」
「用」は「もちいる。つかう。役立てる。」

【類義語】
横流し、横領、悪用

流用(りゅうよう)の使い方

ともこ
健太くん。文化祭用の資金を流用したでしょう。
健太
すぐ返すつもりで借りただけだよ。
ともこ
黙って借りちゃだめでしょう。
健太
返すのをすっかり忘れていたよ。心配かけてごめんね。

流用(りゅうよう)の例文

  1. 知る人ぞ知るこのメーカーの車は、既存の車の車体やパーツを流用して作られている。
  2. あの国が開発したミサイルに、日本の技術が流用された可能性がある。
  3. 他の論文の一部を流用したことが発覚した。
  4. 教師が修学旅行の積立金を私的流用していた。
  5. このスタジオは閉鎖していたライブハウスを流用したものです。

「流用」と「転用」「使い回し」との違いは?

流用」に似ている語に「転用(てんよう)」「使い回し(つかいまわし)」があります。

「流用」と「転用」の違いは?

転用」は、「本来の用い方をしないで、他の用途に用いること。流用。」という意味です。

転用」には「流用」という意味があるのでほぼ同じ意味です。

しかし「流用」は、本来と別の目的に使うことをいいます。

対して「転用」は、目的があって本来と別の用途に用いることをいいます。

「流用」と「使い回し」の違いは?

使い回し」は、一度使ったものを別の目的などで繰り返し使うことという意味です。

流用」も「使い回し」も、本来とは別の使い方をするという意味があります。

しかし「使い回し」には、別の目的に繰り返し使うという意味がある点が違います。

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